ラト=ナム/Lat-Nam
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ラト=ナム/Lat-Namは、ドミナリア/Dominariaに存在する地名。単にラト=ナムと書かれている場合、島そのものを指す場合と、そこにかつて存在したラト=ナム大学/College of Lat-Namを指す場合がある。目次 |
解説
テリシア/Terisiare大陸の南西部、アルマーズ/Almaaz西方のIlesemare Sea(アイルズメア海)に浮かぶ細長い島(兄弟戦争時代のテリシア地図)。古くから魔術師の集う組織が置かれた地域として馴染み深い場所でもある。
訳語
「Lat-Nam」は、初めは第6版でラト・ナムの図書館/Library of Lat-Namで「ラト・ナム」と訳されたが、第8版のラト=ナムの賢人/Sage of Lat-Namでは「ラト=ナム」へ変更。コールドスナップのテーマデッキ収録のアライアンスのラト=ナムの遺産/Lat-Nam's Legacyでも継続して「ラト=ナム」と訳されている。
歴史
テリシア/Terisiare全土に関わる事項はそちらを参照。
兄弟戦争/Brothers' War時代
ドラフナ/Drafna・ハーキル/Hurkyl夫妻によってラト=ナム大学/College of Lat-Namが設立され、テリシアやドミナリア各地から魔法を研究する学者が集うようになる。
暗黒時代
64~450AR、兄弟戦争や弾圧を免れた魔術師たちはラト=ナムでCity of Shadows(影の都)を組織し、隠れ住むようになる。
氷河期~氷河期終了後
450~2934AR、ラト=ナム大学・影の都の生き残りによって見えざる者の学び舎/School of the Unseenが築かれる。
2954AR。襲来したファイレクシアの戦闘獣軍団によって、見えざる者の学び舎は崩壊。それ以降は黒マナの満ちた危険な土地となる。
ラト=ナムの再生
4077AR、小説「グリーンスリーヴス」三部作のFinal Sacrificeの舞台として登場。ラト=ナム大学の跡地は低木林と毒のガラスの砂漠に覆われ、荒廃していた。物語の中でプレインズウォーカー/Planeswalkerとなったグリーンスリーヴス/Greensleevesはプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkを捧げ、ラト=ナムの大地を再生した。
ドミナリア
4560AR、トレイリアのアカデミー/Tolarian Academyのキャンパスのひとつがラト=ナムに築かれている。
団結のドミナリア
4562AR、ラト=ナムのアカデミーはミシュラ一派/The Society of Mishraに掌握され、闇の研究の聖地と化した(アカデミーの壁/Academy Wall)。新たなファイレクシア/Phyrexiaの侵略が進むにつれ、生徒や講師はひそかに潜伏工作員/Sleeper Agentへと置き換えられていった。アカデミーの地下深くの一室には、ジアドロン・ディハーダ/Geyadrone Dihadaの姿があった。
地名
ラト=ナム大学/College of Lat-Nam
ドラフナ/Drafna・ハーキル/Hurkyl夫妻によって設立された魔法学校。
当時のテリシアでは魔法が活用されておらず、その研究もほとんど行われていなかった。その状況を変えるために魔法に関する知識を集める場としてラト=ナム大学が築かれた。ラト=ナム大学は数少ない魔術師が集って情報を共有する場となり、魔法に関する書物が集められることとなった。
しかし兄弟戦争によって多くの魔術師が脅威として排除され、暗黒時代にはタル教会/Church of Talによって魔法や魔法使いが弾圧されるようになる。小説「グリーンスリーヴス」三部作の描写によれば兄弟戦争によってラト=ナム大学そのものが破壊されたとされる。その後、生き残った魔術師たちはCity of Shadows(影の都)に隠れ住むようになる。
見えざる者の学び舎/School of the Unseen
ラト=ナム大学・影の都の後身となる、当時のドミナリアにおける最大の魔法学校。詳細は見えざる者の学び舎/School of the Unseenを参照。
Duler Sanctum
小説「グリーンスリーヴス」三部作Final Sacrificeに登場。ラト=ナムの山中にあり、ラト=ナムの賢者によって作られた人造の天使Duler angelsが守っている。
アカデミー/Academy
トレイリアのアカデミー/Tolarian Academyの新たなキャンパスとして、ラト=ナムに学び舎が築かれている。