シルバーバック/Silverback Ape
提供:MTG Wiki
板金鎧のワーム/Plated Wurmや針刺ワーム/Spined Wurmと比較すると、ダブルシンボルになった分サイズが大きくなっている。5マナ域では色拘束の厳しさはそれほど気にならないため、マナレシオの良さが際立つ。
リミテッドではクセのないファッティとして活躍するが、構築ではしょせんバニラ。残念ながらトーナメントで見かけることは少なかった。同じ5マナ5/5で能力持ちの空を引き裂くもの、閼螺示/Arashi, the Sky Asunderの登場も大きかったと思われる。
- 緑はクリーチャーのサイズに優れる色であるはずなのだが、同マナで赤の炎の精霊/Fire Elementalを上回るクリーチャーは長らく作られなかった。色拘束が薄くパワーとタフネスが等しい針刺ワーム/Spined Wurmは割と早い段階でトーナメントリーガルとなったが、純粋にそれを上回るシルバーバックがトーナメントリーガルになったのは実に2003年、マジック10周年の際であった。
- 第8版ではスターターセットにしか収録されていないので注意。ちなみに稀少度はアンコモン扱いとなっている。
- 英語名は「Silverback Ape」なため、日本語版では「Ape」部分の訳が省略されている。これは動物の英名を和訳する場合には良くある事例である。
- ただし「silverback」は種類名ではなく、オスのゴリラが成長して背中の毛が白っぽくなった様子を指す言葉である。ゴリラは年長のオスを中心に群れをつくるため、「シルバーバック」はいわゆる「ボス」に近いニュアンスを持つ。
関連カード
- 高齢になるとさまざまな能力を得るようである。→年経たシルバーバック/Ancient Silverback、シルバーバックの古老/Silverback Elder
シンプルなバニラなのでいくつかの上位互換や同型再版が存在する。
上位互換
- 蟻の女王/Ant Queen - 昆虫トークン生成能力を持つ。(基本セット2010)
- 死橋の大巨虫/Deadbridge Goliath - 活用(4)(緑マナ)(緑)を持つ。(ラヴニカへの回帰)
- 巨大百足/Colossapede - 同じP/Tでシングルシンボルのバニラ。(アモンケット)
同型再版
参考
- バニラクリーチャー
- カード個別評価:第8版 - アンコモン(スターターのみ)
- カード個別評価:スターター - アンコモン