Icatian Moneychanger
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クリーチャー — 人間(Human)
Icatian Moneychangerはその上に預金(credit)カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。
Icatian Moneychangerが戦場に出たとき、それはあなたに3点のダメージを与える。
あなたのアップキープの開始時に、Icatian Moneychangerの上に預金カウンターを1個置く。
Icatian Moneychangerを生け贄に捧げる:Icatian Moneychangerの上に置かれている預金カウンター1個につき、あなたは1点のライフを得る。あなたのアップキープの間にのみ起動できる。
ライフを扱う両替商人。最初に3ライフを預けて(3点のダメージを受けて)、しばらく放置した後生け贄に捧げると、以後戦場に出ていた時間に応じた「利子」をつけてライフを増やしてくれる。
実質的に、維持できていれば1ターンにつき1ライフ回復していく算段である。しかし「払い戻し」はアップキープ限定なので、出したあとに除去されてしまうと最初の3ダメージ分が丸損。クリーチャーとしての能力もパワーが0なので「いるだけ」のレベル。狙い撃ちでの除去ができないデッキにはいやらしいとはいえ、構築で使用に耐えるレベルの性能とはいいがたい。
そんなわけでまったく実績のないカードだったが、光明の不可思議、タヤム/Tayam, Luminous Enigmaや粉砕者、ペリー/Perrie, the Pulverizerなどカウンターそのものの量や質を参照するカードの登場後は統率者戦のパーツとして評価されるようになる。1マナでカウンターを3つも乗せることができ、使用するカウンターが「預金(credit)」というこのカードでしか使用しない独自のものという性質が、これらの統率者の戦略と噛み合うため。特にタヤムとは「起動型能力のコストをIcatian Moneychanger1枚かつ1マナで満たせる」「放置しておくだけで毎ターンカウンターを1つ供給してくれる」「0マナかつ自力で墓地に行けるためタヤムで出し直してカウンターの数を「リセット」できる」という性質から抜群の好相性を誇る。
- 初出時のクリーチャー・タイプはタウンズフォークであったが、2007年9月サブタイプ変更で人間に変更された(タウンズフォークはアン・ゲームを除いて廃止)。
参考
- アイケイシア/Icatia(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:フォールン・エンパイア - コモン1(3種類)