告別/Farewell

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2022年7月20日 (水) 11:02時点における053 (トーク | 投稿記録)による版
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Farewell / 告別 (4)(白)(白)
ソーサリー

以下から1つ以上を選ぶ。
・すべてのアーティファクトを追放する。
・すべてのクリーチャーを追放する。
・すべてのエンチャントを追放する。
・すべての墓地を追放する。


これまでありそうでなかった性能を持つ大規模リセットカードアーティファクトクリーチャーエンチャント墓地、それぞれを全て追放する4つのモードを望む数だけ選べる。最後の裁き/Final Judgment上位互換

過去のモード付き全体除去である浄化の輝き/Cleansing Nova質素な命令/Austere Commandと比べると、プレイヤーが望む範囲のカードだけを選んで除去可能というのが、大きな違い。厄介なクリーチャーと機体をまとめて吹き飛ばしつつ、こちらが設置しているエンチャントはそのまま、といったコントロールデッキがこれまで欲しかった使い方が可能である。また、エシカの戦車/Esika's Chariotのような複合的な脅威を1枚で対処することもできる。さらには破壊でなく追放であり、墓地対策も兼ね備えると至れり尽くせりである。 神河:輝ける世界ではアーティファクトとエンチャント、イニストラード:真夜中の狩りイニストラード:真紅の契りでは墓地、と参入時の直近セットでフィーチャーされている要素に対応できるのも強み。

プレインズウォーカーを追放するモードがないのが玉に瑕。登場時のスタンダードには、コントロールデッキが1ターンでも早く除去したい勝負服纏い、チャンドラ/Chandra, Dressed to Kill群れの希望、アーリン/Arlinn, the Pack's Hopeといったアグレッシブな性能を持つプレインズウォーカーが存在し、これらに干渉できないことが歯痒い局面もあるだろう。リセットカードの常ではあるが、登場時のスタンダードで幅を利かせるミシュラランドには干渉できないのも辛い。 また、強力な効果相応に6マナ重いのもネック。アグロデッキのキルターンに間に合うかは微妙なところであり、登場時のスタンダードに存在するドゥームスカール/Doomskarなど、他のリセットカードの存在も鑑みつつ採用枚数を検討したい。

  • 無慈悲な追い立て/Merciless Evictionと比べると、マナ総量は同じでありながら単色になりモードを複数選択できるなど概ね扱いやすくなっている。ただしプレインズウォーカーを除去できない点ではあちらに劣っている。
  • 通常版Seb McKinnonが、淡光フレーム版は灯争大戦における伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Talesの日本オリジナルアート版以来の登場となる藤ちょこがそれぞれイラストを手掛けている。女の子とそれを取り巻く神/Kamiという構図は一致しつつも、通常版は幻想的ながら不穏で不気味な雰囲気を、特別版は可愛らしく牧歌的な雰囲気をそれぞれ湛えており、二人のイラストレーターの作風の違いが趣深い。
    • 淡光フレーム版も綿毛を飛ばす女の子とそれ以外の子供の明暗のつけ方が異なることとカード名を照らし合わせると違った雰囲気が見えてくる。
  • farewellは別れの挨拶として使われる言葉。または、別れることそのもの。特に恒久的な別れを指す。
    • スペイン語版カード名は「アディオス(Adiós)」、フランス語版は「アデュー(Adieu)」。

ルール

  • 解決時には選ばれた効果が、上から順番に処理される。
    • クリーチャーが戦場を離れることを参照するアーティファクトが戦場に存在していたとしても、その前にアーティファクトが追放されるのでその能力が誘発することはない。以下クリーチャー、エンチャント、墓地のカードに対しても同じ。
    • ポータブル・ホール/Portable Holeなど自身が戦場を離れるまでカードを追放するパーマネントとの相互作用に注意。それらは解決中でも戦場を離れた直後に追放していたパーマネントを戦場に戻す。アーティファクトがクリーチャーやエンチャントを効果により追放していたなら、戻ってきたクリーチャーやエンチャントは告別の次の効果により追放される。

参考

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