吼える厄介者/Bellowing Mauler
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終了ステップごとに、各プレイヤーにトークン以外の生け贄か4点のライフを強要するオーガ・戦士。
除去と本体火力、どちらにフォーカスを当てるにしても対戦相手に選択権のあるカード特有の確実性の低さがどこまでも付きまとう。統率者戦の初期ライフは40点もあるため、実質的に2人対戦における2点相当のライフロスでクリーチャーを守られてしまう。逆にライフロスが辛ければ適当な小型クリーチャー1体で被害を防げてしまい、これ自身はマナ域に対して標準的なサイズ、除去耐性も無く、火力に対しては多少強いとはいえ、5マナ出せる状況ではうっとうしいようならいくらでも除去の手段が存在する。そして自分も「各プレイヤー」に含まれてしまい、生け贄orライフロスを強制されてしまう。適当なデッキに入れても活躍は難しいだろう。
使うのであれば、対戦相手にリソースの喪失を強いつつ、能動的に生け贄を捧げるかライフを失う手段として機能する点を重視したい。前者だけならば他にいくらでも、後者もターグリッドのランタン/Tergrid's Lanternが存在するとはいえ、全て同時にこなすとなると割と珍しい。黒はスーサイドを得意とする性質上、それらの条件で誘発する能力が豊富に存在しており、それらを多用するデッキに潜ませておくとなかなか悪くない機能をしてくれるだろう。ただし、どちらにせよ前述の通り、除去耐性は控えめ。統率者に指定することもできないので、これに依存する構築は少々無謀。あくまで他の手段が手札から失われても息切れせずに済む保険としての採用に留めておくのが吉。