プロツアー「マジック・オリジン」
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プロツアー「マジック・オリジン」/Pro Tour Magic Originsは、2015年にカナダ・バンクーバーで開催された、スタンダードとブースター・ドラフトのプロツアー。
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概要
マジック・オリジンに収録されている新プレインズウォーカー群や個性的な新カードがどう環境に影響を与えるのか注目を集めた今大会。
初日時点での使用者数は、緑赤信心が15.01%で第一位、ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keepや極上の炎技/Exquisite Firecraftなどを獲得した赤単が13.74%で第二位、衰滅/Languishなどを獲得したアブザン・コントロール(アブザン大変異を含む)が11.96%で第三位と、マジック・オリジン以前より活躍していたデッキタイプが3位までには並んだ。新デッキタイプでは、マジック・オリジンで多数のパーツを獲得した青赤アーティファクト(8.40%で第四位)やアブザンラリー(6.11%で第七位)などを比較的多くのプレイヤーが用い台風の目となった(参考/翻訳)。
2日目進出者の使用率は、緑赤信心、赤単、アブザン・コントロール、青赤アーティファクトと4位までの順序は変わらない。ただし、デッキタイプごとの2日目進出率を見るとチームChannel Fireballとカナダ勢が合同で組み上げた青赤アーティファクトが非常に優れた成績を残している(参考/翻訳)。
日本勢では、山本賢太郎が初日全勝という好スタートを切り、そのまま予選ラウンドをトップ通過して3度目のプロツアーベスト8進出を果たしプラチナ・レベルに到達した。
最終的に赤単が2プロツアー大会連続で優勝をおさめた。トップ8に赤単や青赤アーティファクト等の高速アグロが多く残ったため、3日目の生放送は過去最速で終了した。
熾烈な争いとなっていた2014-15年プロツアー・ポイント・ランキングは、青赤アーティファクトを用い準優勝したMike Sigristがランキングごぼう抜きでプレイヤー・オブ・ザ・イヤーとなった。
- マリガンしたプレイヤーはキープ後に占術1を行ってもよいという新マリガンルールが試験的に採用されている(参考/翻訳)。
- ニコニコ動画において、全日程を通じて日本人向け生放送配信に加えて、開催の同週に直前生放送が行われた。
- 日本人の八十岡翔太を含む3名のプレイヤーが2015年度のマジック・プロツアー殿堂顕彰者として発表された。
基本データ
- 日時:2015年7月31日~8月2日
- 会場:Vancouver Convention Centre
- フォーマット:混合
- 1日目:ブースター・ドラフト(マジック・オリジン)3回戦、スタンダード(基本セット2015+マジック・オリジン+テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック)5回戦
- 2日目:ブースター・ドラフト3回戦、スタンダード5回戦
- 3日目(決勝ラウンド):スタンダード
- 参加者数:391名
上位入賞者
- 優勝 Joel Larsson(赤単)
- 準優勝 Mike Sigrist(青赤アーティファクト)
- 第3位 Paul Jackson(緑赤信心)
- 第4位 Matt Sperling(アブザン・コントロール)
- 第5位 山本賢太郎(アブザン大変異)
- 第6位 Stephen Neal(赤単)
- 第7位 Pat Cox(赤単)
- 第8位 Stephen Berrios(青赤アーティファクト)
参考
- Larsson's Spark Ignites in Vancouver (WotC、英語)
- プロツアー『マジック・オリジン』イベントカバレージ (WotC、日本語)
- マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『マジック・オリジン』 in バンクーバー DAY1(WotC、ニコニコ生放送 日本語)
- マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『マジック・オリジン』 in バンクーバー DAY2(WotC、ニコニコ生放送 日本語)
- マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『マジック・オリジン』 in バンクーバー DAY3(WotC、ニコニコ生放送 日本語)
- トーナメント記録
2015シーズン | |||||||||
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世界選手権 ワールドカップ |
世界選手権 - ワールド・マジック・カップ(大阪予選 - 東京予選 - 名古屋予選) | ||||||||
プロツアー | プロツアー「運命再編」(ワシントンDC) - プロツアー「タルキール龍紀伝」(ブリュッセル) - プロツアー「マジック・オリジン」(バンクーバー) - プロツアー「戦乱のゼンディカー」(ミルウォーキー) | ||||||||
グランプリ |
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