アクスガルド/Axgard
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- イストフェル/Istfell(白青、スピリット)
- カーフェル/Karfell(青黒、ゾンビ)
- イマースターム/Immersturm(黒赤、デーモン)
- ノットヴォルド/Gnottvold(赤緑、トロール)
- ブレタガルド/Bretagard(緑白、人間)
- シュタルンハイム/Starnheim(白黒、天使)
- セルトランド/Surtland(青赤、巨人)
- スケムファー/Skemfar(黒緑、エルフ)
- アクスガルド/Axgard(赤白、ドワーフ)
- リトヤラ/Littjara(緑青、多相の戦士)
アクスガルド/Axgardは、カルドハイム/Kaldheimを構成する領界/Realmの一つ。主要種族はドワーフ/Dwarfで、色は赤白[1]。
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解説
アクスガルドは三つの独立した山脈を特徴とする。山脈同士は、暖かい季節には丈夫な黄金色の草が育つ、岩がちな平地によって隔てられている。樹木はほとんどなく、地表には、この地に誰かが住んでいることを示すものはほほぼない。ただ不毛の斜面に棲処を構えるピューマ、ヤギ、猛禽類の姿があるだけだ。しかしいくつかの場所では、大気に鳴り響く工業音を聞くことができる。詳しく調査すれば、探検家は金属のきらめきを見ることができるかもしれない。それは山腹に築かれた、八つの黄金の扉のうちの一つだ。
伝説に謳われるドワーフ/Dwarfの都市、八の扉の都/The City of Eight Doorsにはこの黄金の扉からしか出入りすることができず、扉が地表に開かれるのは切迫した緊急時のみだ。これまでに都に入ることのできた侵入者は、アクスガルドにも他の領界/Realmにも一人もおらず、この都は難攻不落であると広く考えられている。略奪者気取りの者は、何マイルもの起伏に富んだ山脈を越えなければ入り口のどれかに到達することすらできず、扉は魔法的破壊と物理的破壊の両方に対して固く守られている。
大きな黄金の広間の数々が、山脈と平地の下に何マイルにもわたって広がっている。長いテーブルが置かれた宴会場、精巧に作られた武器が並ぶ大部屋、何千人ものドワーフが集まって仲間の物語を聞く巨大な講堂といったものだ。
これらの講堂の中で最大のものは鮮血の鎚の広間/Bloodhammer Hallだ。その名は都の創設者、鮮血の鎚のヴィルヌス/Vilnus Bloodhammerを称えて付けられた。ドーム型の天井は黄金で覆われ、壁にはあらゆる領界の英雄譚の様々な場面が描かれている。遥か昔に滅びた領界や、忘れ去られた領界のものも含めてだ。ここではドワーフ界で最大の英雄譚朗誦大会が開催される。アクスガルドでも特に影響力ある市民から成る大勢の聴衆に向けて、スカルド/Skaldたちが壮大な物語を朗誦し、誰が最も優れた物語を語ったかを――あるいは、誰が最も長く、だれることなく語れたかを競うのだ。名高いドワーフ、息もつかぬグナー/Gunnar the Breathlessはかつて息継ぎなしで三日三晩語り続けたことがあり、この記録に匹敵する者は未だ現れていない。
ドワーフの広間の柱や壁には彫刻があり、柔らかく温かな輝きを放つ黄金の象嵌が施されている。この金は、都の遥か下にある黄金口の裂け目/The Goldmaw Chasmから泡を立てて湧き出す液体の金の、見たところ無尽蔵とも思える供給からもたらされたものであり、ドワーフが都で日常生活を送るために必要なすべての光を提供している。黄金は極めて容易に手に入るので、ドワーフはそれを価値あるものと考えていないが(彼らの通貨は稀少性よりも実用性を重視し、鉄で作られている)、美的魅力があるものとは見なしている。
登場
登場作品・登場記事
- Planeswalker's Guide to Kaldheim, Part 2/プレインズウォーカーのためのカルドハイム案内 その2(Feature 2021年1月14日 Ari Zirulnik and Jenna Helland著)