森の女人像/Sylvan Caryatid
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マナ・コストや植物である点からユートピアの木/Utopia Treeを連想させる。マナ1点を出すマナ・クリーチャーとして2マナというのは重い部類に入るが許容範囲。攻撃要員にならない代わりに呪禁で安全にマナを確保できる点は不屈の自然/Rampant Growthに近い部分がある。
パワー2までの標準的な軽量高速アタッカーを受け止められるため序盤はもちろん、除去などで計算を狂わされる事無く確実にブロックしてくれるなど、壁役ではあるもののクリーチャーとしても意外に優秀である。
スタンダードでは緑を含むミッドレンジを中心に幅広く採用されている。ローテーション後の環境においても、引き続き緑単信心などの緑系ミッドレンジの中核を担っている。またジェスカイの隆盛コンボにおいても除去耐性を持つマナ・クリーチャーとして重要かつユニークな役割を担っている。
テーロス・ブロック構築では、緑の根幹を支えるカードとしてクルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphixとともに高い使用率を誇る。
モダンでもスタンダードと同様に(緑を含むバージョンの)ジェスカイの隆盛コンボに採用される。防衛を持つ点は肉体+血流/Flesh+Bloodによりカバー可能で、パーツは増えるが除去とブロッカーを無視できるフィニッシュ手段の一つとなる。
- 過去のユートピアの木/Utopia Treeと比較すると、タフネスの高さと呪禁による除去耐性で勝る。防衛を持つ点では劣るが、元々パワーが0である上にマナ・クリーチャーなので、問題になることはそれほどないだろう。
- テーロスのBOX特典カードとしてブースターBOX購入者にイラスト違いのプレミアム・カードが配布された(参考)。
- caryatid (カリアティード、女人像柱)とは、主として古代ギリシアの建築に見られる女性を象った柱のこと。プロモカードでは屋根を支えつつ蔦を伸ばして門を守護するものとして、通常版では大地に根を下ろして梢を頂き支えるものとして描かれている。