糸車/Spinning Wheel
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マナリス/Manalithの系譜に連なる多色マナ・アーティファクトと、氷の干渉器/Icy Manipulator系列のタップ能力が抱き合わさったアーティファクト。
構築では力不足だが、リミテッドにおけるマナ加速や多色化支援の候補に上がる一枚(エルドレインの王権特有の一徹の成立にも役立つ)。タップ能力の方は起動に5マナも必要と本家よりも大きく劣る性能だが、終盤戦で1体の巨大クリーチャーに蹂躙されそうな場面や、最後のひと押しで邪魔なブロッカーをどかしたい場面では頼りになる。採用する際はそういった強みとテンポを少なからず失う弱みを天秤にかけたい。むしろ「マナフラッド対策の付いたマナ・アーティファクト」と割り切るのも手か。
- モチーフは、童話『眠れる森の美女』やグリム童話『ルンペルシュティルツヒェン』に登場する「糸車」[1][2]。前者では、王女が「15歳になると糸車で指を刺して死ぬ」という呪いをかけられ、予言通りになるが、死ぬ代わりに深い眠りにつく。後者では、小人が娘に糸車で藁から金を紡いでやるが、それと引き換えに最初に生まれる子供を渡すよう迫る。
脚注
- ↑ Eldraine or Shine/何があってもエルドレイン(Making Magic 2019年9月9日 Mark Rosewater著)
- ↑ Worldbuilding Eldraine/エルドレインの世界構築(Card Preview 2019年9月11日 Cynthia Sheppard著)