スカラベの巣/Nest of Scarabs
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Nest of Scarabs / スカラベの巣 (2)(黒)
エンチャント
エンチャント
あなたがクリーチャー1体の上に-1/-1カウンターを1個以上置くたび、その数に等しい数の黒の1/1の昆虫(Insect)クリーチャー・トークンを生成する。
あなたの手によりクリーチャーが-1/-1カウンターで傷を負うたび、同じ数だけそれに釣られた昆虫トークンがわらわらと生成される世にも恐ろしいエンチャント。
これ単体では機能しないカードだが、-1/-1カウンターはアモンケットのテーマの1つであるため組み合わせる相手は多い。華麗な苦悶/Splendid Agonyなどの-1/-1カウンターを使うタイプの除去と合わせても良いが、魂刺し/Soulstingerのように戦場に出た時自軍に-1/-1カウンターを置くクリーチャーとの相性は最高。クロックの速度が変わらないどころか、-1/-1カウンターの置き方によってはかえってクロックを加速する事さえ可能。
ただしいくらトークンの数を増やしても1/1なので、猛火の斉射/Blazing Volleyや陳腐化/Make Obsoleteで全滅する恐れがある。全体強化や栄光の神バントゥ/Bontu the Glorifiedなど生け贄に捧げることで有効活用できる手段があるとよい。
- 栄華の防衛/Flourishing Defensesとよく似た能力である。比較すると色が変わり、軽くなった代わりに自分が-1/-1カウンターを置い場合しか誘発しなくなった。
- クリーチャーにそのクリーチャーのタフネスの値以上の-1/-1カウンターが置かれる場合、それによってタフネスの値が負になるとしても、その数の-1/-1カウンターをおき、その数に等しいトークンが生成される。
- 例えば1/1のクリーチャーの上に2個の-1/-1カウンターが置かれる場合、そのクリーチャーは死亡しトークンは2体生成される。
- 萎縮や感染を持つクリーチャーがクリーチャーに戦闘ダメージを与える場合、前者のコントローラーが後者の上にそのダメージ分の-1/-1カウンターを置く。
- 実際のスカラベはフンコロガシという和名が表わすように、動物の糞を主食とする穏和な昆虫である。それがなぜマジックでは傷に集まる貪欲な生物になったかと言えば、ひとえに映画「ハムナプトラ」の功罪に他ならないだろう。