結核/Phthisis
提供:MTG Wiki
Phthisis / 結核 (3)(黒)(黒)(黒)(黒)
ソーサリー
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは、そのパワーにそのタフネスを加えた点数に等しい点数のライフを失う。
待機5 ― (1)(黒)(このカードをあなたの手札から唱えるのではなく、(1)(黒)を支払うとともにそれを時間(time)カウンターが5個置かれた状態で追放する。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなく唱える。)
待機持ち除去呪文。オマケとして除去したクリーチャーのパワー+タフネスぶんコントローラーのライフも失わせる。
単体除去にしてはあまりにひどいマナ・コストである。かといって待機を選べばコストは格安なものの、5ターンは遅すぎる。その間危険なクリーチャーを野放しにしておくわけにもいくまい。都合よくファッティを除去できればいいが、どうにも欲をかきすぎている感がある。
除去としてならクリーチャーを足止めする手段を持ったコントロールで用いる手段が考えられる。相手が中〜大型を使うデッキならもっと簡単で、普通の除去としてではなく、待機しつつ展開を牽制する目的で使うのが有効だろう。強力なライフロスを空振りさせないためにも、できれば相手のギックスのかぎ爪/Claws of Gixのようなカードは事前に処理しておくのが理想だ。
- パワーやタフネス、およびその和が負になることもあり得る。その場合でも、負の値を用いたまま計算を行う。ただし、負の値のライフを失うことはできない。FAQの時点とはルールが変わっているので注意。
- 例えば、-4/2クリーチャーの場合はそのまま足して-2になるが、失うライフは0点である。
- 破壊されないものは破壊できないが、コントローラーのライフ損失は問題なく起こる。例えば、相手のダークスティールの巨像/Darksteel Colossusに撃てば22点ものライフロスに。通常なら即死だろう。
- リミテッドで相手が大型クリーチャーを待機させてきた際にこれを返しで待機すれば相手は嫌な顔をするだろう。
- 樫の力/Might of Oaksなどと合わせてやると致死級の威力になる。
- ごく稀に、待機が終ったときに戦場に自分のクリーチャーしか残っておらず自爆するという微笑ましい光景が見られる。
- 世にも珍しい、アンコモンのクァドラプルシンボルカード。昔のアンコモン1という特殊なレアリティを除いては、これと大地のうねり/Geosurgeのみである。
参考
ストーリー
Phthisis(ファイシス症)は、スラン帝国で流行した病気の名称とされ、パワーストーン/Powerstoneの放射に長期間晒されることで発症する。
- 「Phthisis」とは、「肺結核(tuberculosis。consumptionとも)」を意味する医学用語で、タイシスやティシスぐらいに発音される(頭のphの音が省略されない場合ファイシスくらい)。元は「腐敗」「死」を意味する古代ギリシア語。
訳語
「ファイシス症」は公式な訳語ではない。