ファイレクシアン
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ファイレクシアン/Phyrexianは、クリーチャー・タイプの1つ。ファイレクシア/Phyrexiaおよび新ファイレクシア/New Phyrexiaに属する種族、「ファイレクシア人/Phyrexian」を表したクリーチャー・タイプ。
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ホラー(Horror)
トランプル
ファイレクシアの抹殺者にダメージが与えられるたび、その点数と同じ数のパーマネントを生け贄に捧げる。
アーティファクト クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ワーム(Wurm)
接死、絆魂
ワームとぐろエンジンが死亡したとき、接死を持つ無色の3/3のファイレクシアン(Phyrexian)・ワーム(Wurm)・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体と、絆魂を持つ無色の3/3のファイレクシアン・ワーム・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 法務官(Praetor)
トランプル、速攻
あなたがパーマネントやプレイヤーの上にカウンター1個以上を置くなら、代わりに、そのパーマネントやプレイヤーの上にそれぞれその2倍の個数のその各種類のカウンターを置く。
対戦相手がパーマネントやプレイヤーの上にカウンター1個以上を置くなら、代わりに、その対戦相手はそのパーマネントやプレイヤーの上にそれぞれその端数を切り捨てた半分の個数のその各種類のカウンターを置く。
カルドハイムで新設されたクリーチャー・タイプ。巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raiderのみのクリーチャー・タイプとして登場した。登場後しばらくは巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス(とR&D Playtest cardsのVazal, the Compleat)のみだったが、その後モダンホライゾン2にて再録された3枚のカードがファイレクシアンとなり、同時に行われた大規模なオラクル更新にて、実に240枚以上のカードがファイレクシアンのクリーチャー・タイプを獲得、もしくはトークン生成やクリーチャー化でファイレクシアンを扱うルール文章に変更された。
全色に存在するが、旧ファイレクシア/Phyrexiaは黒マナと深く関係しており、黒と無色のアーティファクト・クリーチャーに特に多く存在している。黒以外の色のものは、その多くがミラディン/Mirrodinの5色の太陽の影響を受けた新ファイレクシア/New Phyrexia由来のものである。
ファイレクシアンを含むトークンを生成するカードは多数存在する。色やサイズや併せ持つクリーチャー・タイプは様々である(→トークン一覧)。キーワード能力の生体武器はファイレクシアン・細菌・トークンを生成する。
伝説のファイレクシアンはモダンホライゾン2現在28体存在する(「伝説の(Legendary)・ファイレクシアン(Phyrexian)」でWHISPER検索)。
- ファイレクシアンに変化するカードに隠れ潜む邪悪/Lurking Evil、隠れ潜むスカージ/Lurking Skirge、ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem、墨蛾の生息地/Inkmoth Nexusがある。
- カルドハイムで総合ルール入りを果たすのに先駆けて、R&D Playtest cardsにてVazal, the Compleatが先行登場していた。
- ファイレクシア/Phyrexiaの初出はアンティキティーと非常に古いものの、ファイレクシア人を表すための種族クリーチャー・タイプは長い間存在していなかった。主にホラーやゾンビなどで表されることが多く、また職業タイプのみで表されることも珍しくなかった(例えば審問官の総督/Inquisitor Exarchは「クレリック」のみ、テルカーの技師、ブルーディクラッド/Brudiclad, Telchor Engineerは「工匠」のみであった)。形容し難い、既存の枠に当てはめることのできない不気味さや異質さを表すことには成功していたものの、ファイレクシア人を表すクリーチャー・タイプが存在しないことは単純に不便であり、現在のクリーチャー・タイプ設定の方針にもそぐわないものだった。Mark Rosewaterは「ファイレクシア人をクリーチャー・タイプとして明確にしなかったのは間違いだった」として悔やんでおり、やり直したいことの一つとしてこの件を挙げていたが[1]、遂にその念願が叶った形である。
ストーリー
ファイレクシア/Phyrexiaおよび新ファイレクシア/New Phyrexiaに属する種族は「ファイレクシア人/Phyrexian」と呼ばれる。ほとんどのファイレクシア人は、血の代わりにファイレクシアの油/Phyrexian oilと粘液が流れる、おぞましい姿の肉と機械の融合生命体である。
詳細はファイレクシア/Phyrexia#生態や新ファイレクシア/New Phyrexiaの項を参照。
脚注
- ↑ Starting Over/やり直し(Making Magic 2015年1月26日 Mark Rosewater著)
参考
- こぼれ話:『カルドハイム』 その2(Making Magic 2021年2月15日)
- サブタイプ「ファイレクシアン(Phyrexian)」で検索
- 「ファイレクシアン(Phyrexian)」でテキスト検索
- クリーチャー・タイプ解説