霜のモーリット/Moritte of the Frost
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伝説の氷雪クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
多相(このカードはすべてのクリーチャー・タイプである。)
あなたは霜のモーリットを、これの他のタイプに加えて伝説であり氷雪であることと、これがクリーチャーであるなら+1/+1カウンター2個が追加で置かれた状態で戦場に出て多相を持つことを除き、あなたがコントロールしているパーマネント1つのコピーとして戦場に出してもよい。
伝説であり氷雪であることを除いて、あなたのパーマネントのコピーとして戦場に出る伝説の氷雪クリーチャー・多相の戦士。コピー先がクリーチャーであるなら2個の+1/+1カウンターと多相のオマケも付く。
リミテッドにおける扱いはやや難しい。5マナで色拘束の強い鏡像/Mirror Imageというのは非常に心もとないが、自身のサイズを上げる能力によって一定の強さが担保されており、色の合うコモンである占い鴉/Augury Raven・煙霧歩き/Mistwalkerやサルーフの群友/Sarulf's Packmateをコピーするだけでもマナ・コスト相応の働きはする。また知識の根/Roots of Wisdomや三つの季節/The Three Seasonsといった回収手段の多さも利点であり、うまく噛み合えば脅威となる大型クリーチャーを何度も叩き付けることが可能。とはいえ、働きが自身の戦場に大きく左右される上に5マナと重いのはやはり頼りなく、クリーチャー以外のパーマネントに積極的にコピーしたいものがないこともあって積極的に採用するのは躊躇われる。
ルール
- コピーに関する基本的なルールはクローン/Clone#ルールを参照。
- コピーになった霜のモーリットは伝説であるが、レジェンド・ルールは双方のパーマネントが伝説であり同名の場合に適用されるので片方が伝説ではないならどちらかを墓地に置く必要は無い。
- 伝説で氷雪であること、多相を持つことはコピー可能な値となる。コピーとなった霜のモーリットをさらにコピーする場合、それらの特性も含めてコピーされる。ただし追加の+1/+1カウンターは特性ではないためコピーにカウンターが置かれることはない。
- そのため自分の霜のモーリットをコピーしてしまうとそれらの間でレジェンド・ルールが適用されてしまうので注意。
- 追加の+1/+1カウンターと多相を持つかは、その追加効果を除いた上で霜のモーリットがクリーチャーとして戦場に出るかを参照する(CR:706.9f)。
- 例:クリーチャー化している機体をコピーした場合、そのコピーとして戦場に出るモーリットはクリーチャーではないのでカウンターと多相を得ることはない。
- 例:生きている大地/Living Landsでクリーチャー化している森/Forestをコピーした場合、そのコピーとして戦場に出るモーリットは生きている大地の効果でクリーチャーであるので、カウンターと多相を得る。
関連カード
サイクル
カルドハイムのアンコモンの2色の伝説のクリーチャーサイクル。
- 見張るもの、ヴェイガ/Vega, the Watcher(白青)
- 武勇の審判者、ファーヤ/Firja, Judge of Valor(白黒)
- 背信の王、ナーフィ/Narfi, Betrayer King(青黒)
- 氷結する火炎、エーガー/Aegar, the Freezing Flame(青赤)
- ドゥームスカージ、カルダール/Kardur, Doomscourge(黒赤)
- スケムファーの王、ヘラルド/Harald, King of Skemfar(黒緑)
- 氷刻み、スヴェラ/Svella, Ice Shaper(赤緑)
- 鍛冶場主、コル/Koll, the Forgemaster(赤白)
- ブレタガルドの守護者、メイヤ/Maja, Bretagard Protector(緑白)
- 霜のモーリット/Moritte of the Frost(緑青)
ストーリー
モーリット/Moritteは、カルドハイム/Kaldheimのリトヤラ/Littjara出身の多相/Shapeshifter(イラスト)。(少なくとも文法上の性は)女性。
モーリットは一つの謎だ。彼女は林歩き/Gladewalkerとして生まれた。多くの多相は成長するとリトヤラを離れて他の領界/Realmの探索に向かうが、モーリットは更なる知識を求めた。その目的を達成するため、彼女は若い入江歩き/Covewalkerの姿を取った。モーリットは入江歩きの中で暮らしながら、彼らの知識と秘密をすべて吸収し、それから霧の中へと消えた。最も知識ある多相となった彼女は今、あちこちの領界を放浪し、新たな未解答の問いに対する答えを探している。
登場作品・登場記事
- The Legends of Kaldheim/カルドハイムの伝説たち(Feature 2021年1月21日 Ari Zirulnik and Jenna Helland著)