Hazezon Tamar
提供:MTG Wiki
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)
Hazezon Tamarが戦場に出たとき、あなたの次のアップキープの開始時に、赤であり緑であり白である1/1の砂漠の民(Sand)・戦士(Warrior)クリーチャー・トークンをX体生成する。Xは、あなたがその時にコントロールしている土地の数である。
Hazezon Tamarが戦場を離れたとき、すべての砂漠の民・戦士を追放する。
大量のクリーチャー・トークンを生成できるクリーチャー。戦場に出た次のアップキープに土地の数だけトークンが沸く。ただし、これが戦場を離れるとトークンはすべて追放されてしまう。
これ自体はマナ・コストの割に2/4とサイズが小さいが、トークンの数で戦力を増強できる。このカードが作られたレジェンド当時は、優秀なマナ・アーティファクトが少なくマナ基盤は実質的に土地だけであり、これのマナ・コストの大きさもかえって大量のトークンを生む結果につながり、それなりに人気があった。
- トークンが生成される前にこれが戦場を離れた場合、その後に出たトークンはこれの能力で追放されずに残り続ける。
- 戦場を離れるときに追放する砂漠の民・戦士は、これが生成したトークンに限らない(多相クリーチャーなども追放される)。
- 「砂漠の民/Sand」はこのカードのみで使われていたクリーチャー・タイプであったが、はるか後の砂丘生みのネフィリム/Dune-Brood Nephilimで久し振りにこのクリーチャー・タイプが使用された。このカードとはそれ以外の点でもいくつかの類似点がある。
- Magic Onlineの2007年3月下旬~4月中旬のプレミアイベントにて、Magic Online Promotionalという形で配布された。
[編集] 関連カード
- Hazezon Tamar
- 砂の造物師、ハゼゾン/Hazezon, Shaper of Sand
[編集] オラクルの変遷
印刷時のルール・テキストは現在のものに近い挙動である。1998年頃のオラクル(第5版ルール)では、トークン生成能力は「Hazezon Tamarは『あなたのアップキープの間、あなたがコントロールする土地1つにつき、Sand Warriorクリーチャー・トークンを1体戦場に出す。』を持った状態で戦場に出る。」と表現されていた。
「1つのクリーチャー・タイプは、1つの単語で表される」というルールにより、1999年9月頃のオラクル更新でSand WarriorはSand-Warriorとハイフンで繋がれた。その後、戦士(Warrior)のクリーチャー・タイプが存在することから、2001年8月のオラクル変更時で砂漠の民(Sand)・戦士に分割される。
2002年3月頃のオラクル更新で、トークン生成能力の誘発条件は「あなたのアップキープの開始時に、Hazezon Tamarがあなたの直前のアップキープより後に戦場に出た場合」と変更された。これによって、自分がこれを唱えた後、他のプレイヤーにコントロールを奪われると、どのプレイヤーもトークンを得られない状況ができるようになった。
また、2005年8月頃のオラクル更新で、Hazezon Tamarが持つ「戦場を離れたときに砂漠の民・戦士を追放する」能力は、トークンが持つ「《Hazezon Tamar》という名前のパーマネントが戦場に出ていないとき、このカードを追放する。」という能力に変更された。この変更により、他の砂漠の民・戦士(多相など)には影響を及ぼさないようになっていた。
その後、印刷時の挙動に近づけるため、2009年9月4日のオラクル更新で、トークン生成能力の誘発条件は「戦場に出したプレイヤーの次のアップキープ」に誘発する遅延誘発型能力を生成するETB能力になり、追放能力もトークンではなくHazezon Tamarが持つものに戻された。
[編集] クリーチャー・タイプ
神河物語のレジェンド廃止によって、一時期はクリーチャー・タイプを持たなかったが、2007年9月サブタイプ変更で人間・戦士が追加された。