ギデオン・ジュラ/Gideon Jura (ストーリー)
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ギデオン・ジュラ/Gideon Juraは小説The Purifying Fire初出のキャラクター。ゼンディカー・ブロックのストーリーで再登場しカード化された。日本のコミック燃え尽きぬ炎でも登場。
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解説
テーロス/Therosのアクロス/Akros出身。屈強な人間男性のプレインズウォーカー/Planeswalker。常に冷静で口数は少ないが、熱い正義感の持ち主。イラスト
もっぱら肉弾戦を得意とするプレインズウォーカー。戦いとなれば、神聖術/hieromancyと呼ばれる白の魔法で自らの精神を清め、右手に愛用の武器スーラ/suralを携え、先頭に立って最前線へ赴く。
常に「正しき道」を歩むことを心がけており、見ず知らずの人々のために命をかけて戦うことも厭わない。だがその正義感と行動力は時に欠点となり、目の前のことを見過ごせないあまり結果として大局を見失った行動を取ることもある。
燃え尽きぬ炎
日本では、電撃マ王にはチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarが主役の小説「The Purifying Fire」を原作とした漫画「燃え尽きぬ炎」が連載されている。そこにおけるギデオンの姿はカードのイラストのイメージとは異なって優男風だが、上記にもある通り元々は小説のキャラクターであるためにこのような齟齬が生じている。また、小説にあったチャンドラとのロマンチックな描写は全て省略されている。
Gather Your Allies
PC、X-BOX 360、プレイステーション3のマルチプラットフォームで展開されるコンピューターゲーム「Magic: The Gathering - Duels of the Planeswalkers 2012」のオープニングムービーは彼のナレーションによって進行する。その中で彼の過去が一部語られたが、当時はテーロス発表前であった為か故郷としてバント/Bantのイラストが使用された[1]。
経歴
覚醒前
かつて、ギデオン・ジュラはキテオン・イオラ/Kytheon Ioraという名の敬意も道義も知らぬ若者であった。父の顔を知らず育ち、若くして母とも死に別れる。荒みきった彼は罪に手を染め、ついには牢に繋がれることになる。しかし、ある老いた魔術師が獄中の彼を見出したことが、ギデオンの人生を大きく変えることになる。魔術師の下で魔術の素養と物事の善悪を学んだギデオンは、過去の失敗を乗り越え、正義と名誉の魔道士として成長した。彼がアクロスで率いた非正規隊の悪名は後年にも伝わっている。
プレインズウォーカーとして覚醒した時期や切っ掛けについては不明。
- ギデオン自身は、この時期のことは特に話したがらないようだ。
The Purifying Fire・燃え尽きぬ炎
次元レガーサ/Regathaの法治組織、ヘリウド騎士団/Order of Heliudに仕える工作員、ギデオン・ジュラ。騎士団の命令で、チャンドラを追って次元ケファライ/Kephalaiに向かうところから彼の物語は始まる。
エルドラージ覚醒
ギデオンは再び、今度は一度共闘した友人としてチャンドラを追う。向かうは星の聖域の巻物が示す次元、ゼンディカー/Zendikarである。しかし、そこでは多元宇宙/Multiverseを揺るがす恐るべき捕食者、エルドラージが復活しようとしていた。
ケフ砦の戦い
ついに復活したエルドラージ。砦の人々の抵抗も全く意に介さない眷属と落とし子の群れを相手に、ギデオンは一人立ち向かう。ギデオンとケフ砦の住人は辛くも勝利するが、地平線には新たな、そして遥かに強大なエルドラージ、引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornの姿が。
ギデオンは住民の避難を済ませてからラヴニカ/Ravnicaに向かった。彼一人では対処できない敵、それに立ち向かえる組織を耳にしたことがあったのだ。
- 翻訳記事では「ラヴニカを訪れて組織を見つけ、ゼンディカーへと戻ってまた去った」ように書かれているが、誤訳。
ギルド門侵犯
ラヴニカに到着したギデオンはたまたまボロス軍/Boros Legionの一旅団をラクドス教団/The Cult of Rakdosの待ち伏せから救った事により、オレリア/Aureliaにボロスの大隊の指揮とギルド間の抗争に巻き込まれる無辜の人々を共に救う事を依頼される。ゼンディカーが超次元的な危機に晒されている事を知りながらも自分を必要としている目の前の人々を見過ごすことが出来なかったギデオンは、ボロスへの参加については保留しつつもオレリアへの協力を承諾する。
ドラゴンの迷路
ギデオンはタージク/Tajicとボロスの部隊を率い、第9地区にてグルール一族/The Gruul Clansとラクドスの軍勢を迎え撃つ。よく訓練された勇猛果敢なボロスの兵士たちと共に戦うことは、ギデオンにこれまでにない喜びを与えていた。しかし、プレインズウォーカーである彼の助力を求める人々は他の場所にいた。彼はオレリア/Aureliaに暇乞いをすると、彼女は寛容にもそれを受け入れ、いつでも歓迎すると伝えた。ギデオンはオレリアのカリスマ性に気圧されながらもサンホーム/Sunhomeを去った。
しかし、彼は平和の名の下に犠牲を厭わないオレリアへの不信と反発をも示しており、ギルドとの縁切り/Renounce the Guildsを決断している。どのような経緯でそこに至ったのかは明らかにされていない。
「平和の名のもとに多くの人々が命を落とすことになる。それがあなたの言う和解というものか?」― ギデオン・ジュラからオレリアへ
登場
登場カード
カード名に登場
フレイバー・テキストに登場
- エルドラージ覚醒
- 失脚/Oust
- ギルド門侵犯
- ボロスの精鋭/Boros Elite、軍部の栄光/Martial Glory、無慈悲な追い立て/Merciless Eviction
- ドラゴンの迷路
- ギルドとの縁切り/Renounce the Guilds
- 基本セット2014
- 天界のほとばしり/Celestial Flare
- 統率者2013
- 静寂なる達人/Serene Master
- ニクスへの旅
- 捨て身の抵抗/Desperate Stand(キテオン・イオラとして言及)
- コンスピラシー
- 疑いなき権威/Unquestioned Authority
イラストに登場
登場作品・登場記事
- GIDEON JURA - PLANESWALKERS/ギデオン・ジュラ - プレインズウォーカー(公式サイト)
- ギデオン・ジュラ紹介(旧公式サイト)
- The Purifying Fire(小説)
- Journey to the Eye 第2部(ウェブコミック。名前のみの登場)
- The Battle of Fort Keff/ ケフ砦の戦い(短編&カード・プレヴュー記事。Jenna Helland著、2010/3/31。日本語版は誤訳多し)
- プレインズウォーカー/The Planeswalkers(2010/4/14公開)
- RISE of the ELDRAZI Player's Guide(エルドラージ覚醒 ファットパック付属)
- Card of the Day 2010/5/6
- Announcing Duet Decks: Liliana with Gideon(Latest Developments 2011年4月1日 Tom LaPille著。エイプリルフールのウソ製品告知、掌編)
- 燃え尽きぬ炎(コミック)
- Planeswalker's Guide to Return to Ravnica: Part 1/プレインズウォーカーのための「ラヴニカへの回帰」案内 その1(Feature Article 2012年8月22日 The Magic Creative Team著)
- The Greater Good/より善きこと(Uncharted Realms 2013年2月6日 Adam Lee著)
- GATECRASH Player's Guide (ギルド門侵犯 ファットパック付属)
- Battle for the Ninth/第九地区の戦い(Uncharted Realms 2013年6月19日 Adam Lee著)
- Desperate Stand/捨て身の抵抗(Uncharted Realms 2014年4月16日 Matt Knicl著、言及のみ)
- Checking in on the Planeswalkers/プレインズウォーカー達の現状(Feature 2014年6月17日 Doug Beyer著)