浸食する荒原/Encroaching Wastes
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基本でない土地を破壊する土地。起動コストが4マナかかることから、不毛の大地/Wastelandの下位互換。
土地破壊できる土地は便利だが、起動コストの重さはネック。ミッドレンジや低速コントロールデッキなど、ある程度土地が並びやすいデッキでの採用が主となるだろう。
最近のカードだと地盤の際/Tectonic Edgeが同じ能力を持ち構築で活躍した実績がある。地盤の際と比較すると、起動コストに大きな差があるものの、地盤の際も序盤で使うことは困難なので、テンポがあまり気にならないコントロールなら同じ感覚で使っていける。対戦相手が2、3枚の土地でやりくりしているマナスクリューギリギリのような状況で追い打ちをかけられるのは地盤の際にはないメリット。
- 基本セット2014ではM10ランドが無くなった関係で、基本でない土地がこれを含み3種しか存在しない。スタンダードではショックランド率いる多色デッキが多いものの、無色マナしか出せないこの土地だけでは、発動前に準備が整い苦戦を強いられる。リミテッドではそもそも基本でない土地が0のデッキも存在するし、これを起動できる頃には相手のマナ基盤もそろっていると思われるので、ゆらめく岩屋/Shimmering Grottoを狙ってもあまり役に立たない。これを使ってまで破壊したい土地というとスリヴァーのサポートを得た変わり谷/Mutavaultの一点読みとなる。そちらはレアなのでゆらめく岩屋以上に入っているのは希。使うならサイドボードからだろう。
- 起動コストが重く、自身しか生け贄に捧げることができない点で、黄塵地帯/Dust Bowlの下位互換でもある。
エターナルでは不毛の大地が、モダンでも地盤の際があり、スタンダード以外でこのカードが出ることはないだろう。4枚目以降で出すよりは世界のるつぼ/Crucible of Worldsや壌土からの生命/Life from the Loamがあれば事足りるため。