スラル
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スラル/Thrullは、クリーチャー・タイプの1つ。その多くが黒か黒を含む多色である。またラヴニカへの回帰現在、青と緑のスラルは存在しない。
初出はフォールン・エンパイアで、漆黒の手教団/Order of the Ebon Handが信奉するトーラック/Tourachへの供物のため飼育していたもの。それもあって、起動コストに自身の生け贄を含む能力を有するものが多い。
ラヴニカ・ブロックでもオルゾフやラクドスのクリーチャーとして登場している。オルゾフでは、歴代の幹部が肉体を離脱してオルゾヴァの幽霊議員/Ghost Council of Orzhova団の一員に加わる際に発生する残骸をかき集め、奉仕種族として再生させたもの。一方、ラクドス配下のスラルは粗悪品であるらしく、数日を待たずして溶解してしまうようだ。
ロードとしてThrull Championが存在する。
- スラル・クリーチャー・トークンを出すカードとして増殖槽/Breeding Pit、練達の育種師、エンドレク・サール/Endrek Sahr, Master Breeder、サーペイディア諸帝国史、第七巻/Sarpadian Empires, Vol. VIIが、スラルを参照するカードとしてEbon PraetorやTourach's Gate、Soul Exchangeがそれぞれ存在する。
ストーリー
スラル/Thrullは、漆黒の手教団/Order of the Ebon Handの一員であり、練達の育種師の肩書きを持つエンドレク・サール/Endrek Sahrという男が錬金術の原理からスラルの培養技術を創始したのがスラルの興りである。
その大量生産を助けたのが増殖槽/Breeding Pitだが、スラルが指数関数的に増殖したため、それを管理する者が必要になった。それが知性を与えられたスラルの魔術師であるが、その存在はスラル反乱/Thrull Rebellionを招く引き金となってしまった。
スラルの魔術師や勇者に率いられたスラルはこれまでの主たちを襲い、一方の教団もそれを返り討ちにせんと奮闘したものの、スラルの破壊活動防止を主導したジェラナー・ルーア/Jherana Rureがネクライト/Necriteに暗殺され、漆黒の手教団は崩壊の一途を辿った。
参考
- The Return of Thrulls(2006年2月9日 Magic Arcana)
- サブタイプ「スラル(Thrull)」で検索
- 「スラル(Thrull)」でテキスト検索
- クリーチャー・タイプ解説