Rapid Fire
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2008年6月25日 (水) 23:31時点における版
インスタント
この呪文は、ブロックしているクリーチャーが指定される前にのみ唱えられる。
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは先制攻撃を得る。それがランページを持っていないなら、ターン終了時まで、そのクリーチャーはランページ2を得る。(そのクリーチャーがブロックされるたび、それをブロックしている2体目以降のクリーチャー1体につき+2/+2の修整を受ける。)
4マナ払って、先制攻撃+ランページ。 ねらいどころは悪くないと思うが、ランページの能力の誘発条件の関係上、使用タイミングがブロッカー宣言前というのが苦しい。
ブロックする前に先制攻撃and/orランページがあると判っていたら、それにあわせたブロックをされるだけ。 特にランページは「単体クリーチャーでブロックしたら無意味」というのが判っているので、チャンプブロックをされておしまい、となるのが関の山。 奇襲効果がほとんどないのが弱点といえる。
そういう意味では『大型のクリーチャーを、相手の大群にブロックされて殺されるリスクを減らす』、白らしい間接的防御能力といえなくもない。 が、そのために4マナの呪文がいるだろうか。 例えば蘇生の印/Death Wardで再生させたほうが軽くて奇襲性がある分、まだマシのような気がする。
なお、相手のターン中自分のブロック・クリーチャーに先制攻撃をつけるだけなら、他にはるかに軽いカードがあるだろう。
- 後に作られた赤の怒涛の突進/Barreling Attackは、これの弱点を補った改善バリエーションといっていいだろう。
こちらは、『ブロック確定後に使用でき、トランプル付与&対象クリーチャーをブロックしているクリーチャー1体につき+1/+1』。 これと同じように、Rapid Fireも『ブロック確定後に使用でき、先制攻撃付与&対象クリーチャーをブロックしているクリーチャー1体につき+2/+2』なら、十分便利なのだが。
参考
- [Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time] 第16位(Braingeyser)
- カード個別評価:オールドエキスパンション