夢生まれの詩神/Dreamborn Muse
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2008年2月21日 (木) 17:13時点における版
クリーチャー — スピリット(Spirit)
各プレイヤーのアップキープ開始時に、そのプレイヤーはカードをX枚切削する。Xは、そのプレイヤーの手札の枚数である。
2/2場に居るだけでお互いのライブラリーがガリガリ削れていくクリーチャー。 サイクル中唯一、両方のプレイヤーに影響する。
ライブラリー破壊と言えば真っ先にコントロールデッキでの使用を思い浮かべるが、相手より多くの手札を保つのが基本なコントロールデッキでは自分が先にライブラリーアウトしかねない。 仮にその辺を何とか解決できたとしても、相手のライブラリーが削れる速度は相手の手札に依存するため、ビートダウンデッキが相手だと満足に削る事が出来ない。ライブラリーを削るためにビートダウン相手にカードを引かせるような真似をするわけにもいかない。
ではビートダウンデッキの補助としてはどうかと言うと、ビートダウンデッキは相手のライフを削ってナンボなのであって、ライブラリーを削っても殆ど意味がない。 そもそも、青のダブルシンボルにして4マナ2/2ではビートダウンで実用することはかなり厳しい。
リミテッドでもまた微妙である。 構築よりもライブラリーの枚数が少ないのでライブラリーアウトはある意味発生しやすいが、「相手より手札を少なく保たないと自分が先にライブラリーアウトする」のはリミテッドでも同じである。 こいつによる勝利を想定するならば、デッキの構造そのものをインスタントなどの手札のカードに依存しないようにする必要があるが、レアであるこのカードを当てにしてドラフトを進めていくのは正直厳しい。 カードの選択の余地が減るシールドではもっと厳しい。
ちょっと怖いイラストも相まって、人気の出なかった不遇のカードである。まるで同サイクルの墓生まれの詩神/Graveborn Museとは名前が逆ではないのかと思うほど正反対なイラストである。
- 唯一可能性があるとすればなんらかのコンボデッキの補助であろうか。
- ガイアの祝福/Gaea's Blessingと組み合わせれば…?