マジック・プロツアー殿堂
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2013年5月26日 (日) 01:19時点における版
マジック・プロツアー殿堂/The Magic Pro Tour Hall of the Fameは、マジックプレイヤーを表彰する制度。2005年のマジック開始10周年を記念し、マジックの発展に貢献してきたプレイヤーの功績を永遠に称えることを目的として創設された。
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概要
殿堂入りしたプレイヤーは毎年プロプレイヤーズ・クラブのゴールド・レベル相当の待遇を受けることになる。これによる特典はいくつかあるが、最も大きいのは「今後全てのプロツアーに無条件参加可能」という点であろう。
ノミネートの条件は以下の3点。
- 生涯獲得プロツアー・ポイントが100点以上であること。
- 初めてプロツアーないし世界選手権に出場してから10年間が経っていること。
- 現在DCIから出場停止処分を受けていないこと。
さらに下記の人々による投票が行われ、その投票結果で投票率の高いプレイヤーが選出される。
投票資格は、マジックの歴史における先駆者、長年プロツアーで務めたマジック記者、高レベルジャッジなどのトーナメントスタッフ、DCIの管理スタッフ、プロツアーを直接守り影響を与えてきたWotC社内外の人々、過去の殿堂入りメンバー、プロツアーの直接の経験を持つWotC従業員で構成される「投票委員会(Selection Committee)」と、(投票委員会・出場停止処分者を除く)生涯獲得プロツアー・ポイントが100点以上のプレイヤーで構成される「プレイヤー委員会(Players Committee)」のいずれかに属する者のみが持つ。
2005年度では、最初に投票委員会のメンバーがそれぞれ最大5人までに投票し、その投票結果の上位4人を選出してから、プレイヤー委員会のメンバー(1人1票)による投票結果で残り1人を選出していた。2006年度以降は、投票委員会・プレイヤー委員会ともに最大5人まで投票し、(投票委員会の比率×67%+プレイヤー委員会の比率×33%)として求められる比率から順位を決定している。
2007年度までは毎年5人選出されていたが、2008年度以降は投票比率が40%以上のプレイヤーが選出されるようになった。
殿堂入りプレイヤー
2005年
- Jon Finkel (67票)
- Darwin Kastle (43票)
- Tommi Hovi (36票)
- Alan Comer (32票)
- Olle Råde (プレイヤー委員会・16票)
2006年
- Bob Maher (60.01%)
- David Humpherys (56.78%)
- Raphaël Lévy (42.58%)
- Gary Wise (39.03%)
- Rob Dougherty (38.20%)
2007年
- Kai Budde (90.42%)
- Zvi Mowshowitz (62.28%)
- 藤田剛史 (49.74%)
- Nicolai Herzog (41.50%)
- Randy Buehler (35.58%)
2008年
- Dirk Baberowski (52.36%)
- Mike Turian (50.13%)
- Jelger Wiegersma (48.19%)
- Olivier Ruel (46.01%)
- Ben Rubin (45.62%)
2009年
- Antoine Ruel (63.43%)
- Kamiel Cornelissen (62.48%)
- Frank Karsten (44.79%)
2010年
- Gabriel Nassif (89.25%)
- Brian Kibler (49.36%)
- Bram Snepvangers (40.03%)
齋藤友晴も47.74%の投票により選出されていたが、世界選手権10の表彰式の前に出場停止処分が下され、それにより選出が取り消された。
2011年
- 中村修平 (82.51%)
- Anton Jonsson (69.81%)
- Steven O'Mahoney-Schwartz (50.57%)
2012年
- Paulo Vitor Damo da Rosa (85.65%)
- 津村健志 (81.76%)
- 大礒正嗣 (76.18%)
- Patrick Chapin (44.91%)
参考
- Welcome : Magic Pro Tour Hall of Fame (WotC)
- Magic Pro Tour Hall of Fame (WotC、文:Chris Galvin、マジック・プロツアー殿堂の発表)
- マジック・プロツアー殿堂 (タカラトミー、上の記事の邦訳)
- 用語集