変則的な稀少度

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(古いエキスパンション)
(古いエキスパンション)
40行: 40行:
  
 
*イラスト違いの場合、それぞれの絵ごとにその枚数が刷られているのではなく、1つのイラストは1シート上1枚。例えば、[[アンティキティー]]での[[ミシュラの工廠/Mishra's Factory]]はコモン4なので1シートに4枚印刷されているが、その内訳は春・夏・秋・冬という4つのイラスト違い版がそれぞれ1枚ずつ乗っている。見方を変えると「冬イラストのミシュラの工廠」は、コモン1相当と言える。
 
*イラスト違いの場合、それぞれの絵ごとにその枚数が刷られているのではなく、1つのイラストは1シート上1枚。例えば、[[アンティキティー]]での[[ミシュラの工廠/Mishra's Factory]]はコモン4なので1シートに4枚印刷されているが、その内訳は春・夏・秋・冬という4つのイラスト違い版がそれぞれ1枚ずつ乗っている。見方を変えると「冬イラストのミシュラの工廠」は、コモン1相当と言える。
*[[Rare-B-Gone]]では、アンコモン1をレアとして扱うよう裁定が出ている。
+
*[[Rare-B-Gone]]では、レアが無いエキスパンションはアンコモン1をレアとして扱うよう裁定が出ている。
  
 
==時のらせんブロック==
 
==時のらせんブロック==

2010年9月24日 (金) 11:02時点における版

変則的な稀少度は、古いエキスパンションに見られる稀少度の形態。時のらせんブロックのものもこのように呼ばれることがある。

目次

古いエキスパンション

アライアンス以前の古いエキスパンションでは、同じレアリティ分類なのに存在量が異なるカードがある。

エラーパックというわけではなく、印刷の都合で意図的にそういう形に作成されている。 カードは1枚の大きな紙にたくさんのカードを並べて印刷し、後からカードの形に打ち抜いて作成している。 この際管理がしやすいように「コモンだけが印刷されているシート」「アンコモンだけ」「レアだけ」というグループ分けをしている。 このとき様々な都合で1つのシートに同じカードを複数並べて印刷する場合があり、この時例えば「コモンシート1枚に2枚印刷するカード」の稀少度を「コモン2」と呼ぶ。

従って、この数字はそのままそのレアリティ内での比率となる。例えばコモン2は、コモン1の2倍印刷されており、2倍パックに含まれやすい。

各エキスパンションごとの構成は以下のとおり(いずれも出現頻度が低い順)。

アラビアンナイト:アンコモン2/アンコモン3/アンコモン4/コモン1/コモン4/コモン5/コモン11
パック構成はアンコモン2枚+コモン6枚。
アンティキティー:アンコモン1/アンコモン2/アンコモン3/コモン1/コモン4/コモン5/コモン6
パック構成はアンコモン2枚+コモン6枚。
レジェンド:レア/アンコモン1/アンコモン2/コモン1/コモン2
パック構成はレア1枚+アンコモン3枚+コモン11枚。
ザ・ダーク:アンコモン1/アンコモン2/コモン3/コモン4
パック構成はアンコモン2枚+コモン6枚。
フォールン・エンパイア:アンコモン1/アンコモン2/アンコモン3/コモン1/コモン3/コモン4
パック構成はアンコモン2枚+コモン6枚。
クロニクル:アンコモン1/アンコモン3/コモン2/コモン3
パック構成はアンコモン3枚+コモン9枚。
ルネッサンス:アンコモン1/アンコモン?/コモン?/コモン?
パック構成はアンコモン2枚+コモン6枚。
ホームランド:アンコモン1/アンコモン3/コモン1/コモン4
パック構成はアンコモン2枚+コモン6枚。
アライアンス:レア2/レア6/アンコモン2/アンコモン3/コモン1/コモン2
パック構成はレア1枚+アンコモン3枚+コモン8枚。

パックに入れられる際には、後ろの数字に関係なくコモンならコモン枠、というようになっている。 なので例えばザ・ダークのパックを開けても必ずアンコモン1が手に入る保証はない。

この仕組みによって、エキスパンションによっては「レアの方がアンコモンより少ない」という保証は無い。 例えばアライアンスのレア6とアンコモン2は理論上同じ出現率、ホームランドのアンコモン3はコモン1と同じ率になる。

  • イラスト違いの場合、それぞれの絵ごとにその枚数が刷られているのではなく、1つのイラストは1シート上1枚。例えば、アンティキティーでのミシュラの工廠/Mishra's Factoryはコモン4なので1シートに4枚印刷されているが、その内訳は春・夏・秋・冬という4つのイラスト違い版がそれぞれ1枚ずつ乗っている。見方を変えると「冬イラストのミシュラの工廠」は、コモン1相当と言える。
  • Rare-B-Goneでは、レアが無いエキスパンションはアンコモン1をレアとして扱うよう裁定が出ている。

時のらせんブロック

時のらせんブースター|レア1枚+アンコモン3枚+コモン10枚+タイムシフトボーナス1枚
時のらせんスターター|レア3枚+アンコモン10枚+コモン29枚+基本土地30枚+タイムシフトボーナス3枚

さらに、時のらせんからは通常の封入比率は保ったままで、コモン・アンコモン・レアのFoilの封入位置がカード本来のレアリティに関らずコモン枠に変更となった。ウルザズ・レガシーからディセンションまでは本来のレアリティの枠に配置されていた。タイムシフトボーナスのFoilについてはタイムシフトボーナス枠のまま。

次元の混乱|レア1枚+アンコモン2枚+コモン8枚+タイムシフトアンコモンまたはレア1枚+タイムシフトコモン3枚

時のらせんブロックにおいては過去の変則的な希少度の再来というわけではなく、あくまでボーナスカードという位置付け。しかし、従来には無かったレアリティや枠組みであったり過去や未来のカードの収録にちなんでいるあたりがそれらしいといえ、まったくの新しい封入比率となった。

神話レア

アラーラの断片から採用された神話レアも、レアの代わりにパックに封入されるという点では、古いエキスパンションにおける変則的な稀少度に近い。カードの入手確率から計算すれば、およそ神話レアはレア1、レアはレア2と言うことができるが、上記の「シートに印刷される枚数」とは関係が無い。

参考

QR Code.gif