ラト=ナム/Lat-Nam
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− | '''ラト=ナム'''/''Lat-Nam'' | + | {{Stub}}'''ラト=ナム'''/''Lat-Nam''は、[[ドミナリア/Dominaria]]に存在する地名。単にラト=ナムと書かれている場合、島そのものを指す場合と、そこにかつて存在した'''ラト=ナム大学'''/''College of Lat-Nam''を指す場合がある。 |
− | [[ | + | ==解説== |
+ | [[テリシア/Terisiare]]大陸の南西部、[[アルマーズ/Almaaz]]西方の[[Ilesemare Sea|Ilesemare Sea(アイルズメア海)]]に浮かぶ細長い島([https://media.wizards.com/2018/images/daily/lMDAS8PtEe.jpg 兄弟戦争時代のテリシア地図])。古くから魔術師の集う組織が置かれた地域として馴染み深い場所でもある。 | ||
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「Lat-Nam」は、初めは[[第6版]]で[[ラト・ナムの図書館/Library of Lat-Nam]]で「ラト・ナム」と訳されたが、[[第8版]]の[[ラト=ナムの賢人/Sage of Lat-Nam]]では「ラト=ナム」へ変更。[[コールドスナップ]]の[[テーマデッキ]]収録の[[アライアンス]]の[[ラト=ナムの遺産/Lat-Nam's Legacy]]でも継続して「ラト=ナム」と訳されている。 | 「Lat-Nam」は、初めは[[第6版]]で[[ラト・ナムの図書館/Library of Lat-Nam]]で「ラト・ナム」と訳されたが、[[第8版]]の[[ラト=ナムの賢人/Sage of Lat-Nam]]では「ラト=ナム」へ変更。[[コールドスナップ]]の[[テーマデッキ]]収録の[[アライアンス]]の[[ラト=ナムの遺産/Lat-Nam's Legacy]]でも継続して「ラト=ナム」と訳されている。 | ||
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+ | [[テリシア/Terisiare]]全土に関わる事項はそちらを参照。 | ||
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+ | [[ドラフナ/Drafna]]・[[ハーキル/Hurkyl]]夫妻によって'''ラト=ナム大学'''/''College of Lat-Nam''が設立され、テリシアやドミナリア各地から魔法を研究する学者が集うようになる。 | ||
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+ | 64~450[[アーギヴィーア暦/Argivian Reckoning|AR]]、兄弟戦争や弾圧を免れた魔術師たちはラト=ナムで[[City of Shadows#ストーリー|City of Shadows(影の都)]]を組織し、隠れ住むようになる。 | ||
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+ | 450~2934[[アーギヴィーア暦/Argivian Reckoning|AR]]、ラト=ナム大学・影の都の生き残りによって[[School of the Unseen#ストーリー|見えざる者の学び舎/School of the Unseen]]が築かれる。 | ||
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+ | 2954AR。襲来した[[Phyrexian War Beast|ファイレクシアの戦闘獣軍団]]によって、見えざる者の学び舎は崩壊。それ以降は[[黒]][[マナ]]の満ちた危険な土地となる。 | ||
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+ | 4077[[アーギヴィーア暦/Argivian Reckoning|AR]]、小説「グリーンスリーヴス」三部作の[[Final Sacrifice]]の舞台として登場。ラト=ナム大学の跡地は低木林と毒のガラスの砂漠に覆われ、荒廃していた。物語の中で[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]となった[[グリーンスリーヴス/Greensleeves]]は[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]を捧げ、ラト=ナムの大地を再生した。 | ||
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+ | 4560[[アーギヴィーア暦/Argivian Reckoning|AR]]、[[アカデミー/Academy#新たなアカデミー|トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]]のキャンパスのひとつがラト=ナムに築かれている。 | ||
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+ | 4562[[アーギヴィーア暦/Argivian Reckoning|AR]]、ラト=ナムのアカデミーは'''ミシュラ一派'''/''The Society of Mishra''に掌握され、闇の研究の聖地と化した([[アカデミーの壁/Academy Wall]])。新たな[[ファイレクシア/Phyrexia]]の侵略が進むにつれ、生徒や講師はひそかに[[潜伏工作員/Sleeper Agent]]へと置き換えられていった。アカデミーの地下深くの一室には、[[ジアドロン・ディハーダ/Geyadrone Dihada (ストーリー)|ジアドロン・ディハーダ/Geyadrone Dihada]]の姿があった。 | ||
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+ | 当時のテリシアでは魔法が活用されておらず、その研究もほとんど行われていなかった。その状況を変えるために魔法に関する知識を集める場としてラト=ナム大学が築かれた。ラト=ナム大学は数少ない[[ウィザード|魔術師]]が集って情報を共有する場となり、魔法に関する書物が集められることとなった。 | ||
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+ | しかし兄弟戦争によって多くの魔術師が脅威として排除され、暗黒時代には[[タル教会/Church of Tal]]によって魔法や魔法使いが弾圧されるようになる。小説「グリーンスリーヴス」三部作の描写によれば兄弟戦争によってラト=ナム大学そのものが破壊されたとされる。その後、生き残った魔術師たちは[[City of Shadows#ストーリー|City of Shadows(影の都)]]に隠れ住むようになる。 | ||
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+ | ===見えざる者の学び舎/School of the Unseen=== | ||
+ | ラト=ナム大学・影の都の後身となる、当時のドミナリアにおける最大の魔法学校。詳細は[[School of the Unseen#ストーリー|見えざる者の学び舎/School of the Unseen]]を参照。 | ||
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+ | ===Duler Sanctum=== | ||
+ | 小説「グリーンスリーヴス」三部作[[Final Sacrifice]]に登場。ラト=ナムの山中にあり、ラト=ナムの賢者によって作られた人造の天使Duler angelsが守っている。 | ||
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+ | ===アカデミー/Academy=== | ||
+ | [[アカデミー/Academy#新たなアカデミー|トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]]の新たなキャンパスとして、ラト=ナムに学び舎が築かれている。 | ||
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+ | ==登場== | ||
+ | ===登場カード=== | ||
+ | *[[City of Shadows]] | ||
+ | *[[School of the Unseen]] | ||
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+ | ====[[カード名]]に登場==== | ||
+ | ;[[アンティキティー]] | ||
+ | :[[ラト=ナムの賢人/Sage of Lat-Nam]] | ||
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+ | ;[[アライアンス]] | ||
+ | :[[ラト=ナムの遺産/Lat-Nam's Legacy]]、[[ラト・ナムの図書館/Library of Lat-Nam]] | ||
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+ | ;[[兄弟戦争]] | ||
+ | :[[ラト=ナムの創立者、ドラフナ/Drafna, Founder of Lat-Nam]]、[[ラト=ナムの達人/Lat-Nam Adept]] | ||
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+ | ====[[フレイバー・テキスト]]に登場==== | ||
+ | ;[[アンティキティー]] | ||
+ | :[[Drafna's Restoration]]、[[Reconstruction]] | ||
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+ | ;[[アライアンス]] | ||
+ | :[[ラト=ナムの遺産/Lat-Nam's Legacy]] | ||
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+ | ;[[ポータル]] | ||
+ | :[[力の均衡/Balance of Power]] | ||
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+ | ;[[第8版]] | ||
+ | :[[脱走魔術師/Fugitive Wizard]]、[[商人の巻物/Merchant Scroll]] | ||
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+ | ;[[第10版]] | ||
+ | :[[ハーキルの召還術/Hurkyl's Recall]] | ||
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+ | ;[[ドミナリア]] | ||
+ | :[[ラト=ナムの賢人/Sage of Lat-Nam]] | ||
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+ | ;[[団結のドミナリア]] | ||
+ | :[[アカデミーの壁/Academy Wall]]、[[飛翔するドレイク/Soaring Drake]] | ||
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+ | ;[[兄弟戦争#旧枠版アーティファクト/Retro Frame Artifacts|兄弟戦争旧枠版アーティファクト]] | ||
+ | :[[精神の眼/Mind's Eye]](設計図版) | ||
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==参考== | ==参考== | ||
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*[[背景世界/ストーリー用語]] | *[[背景世界/ストーリー用語]] | ||
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+ | [[Category:テリシアの地名|らとなむ]] |
2023年1月5日 (木) 02:30時点における最新版
ラト=ナム/Lat-Namは、ドミナリア/Dominariaに存在する地名。単にラト=ナムと書かれている場合、島そのものを指す場合と、そこにかつて存在したラト=ナム大学/College of Lat-Namを指す場合がある。目次 |
[編集] 解説
テリシア/Terisiare大陸の南西部、アルマーズ/Almaaz西方のIlesemare Sea(アイルズメア海)に浮かぶ細長い島(兄弟戦争時代のテリシア地図)。古くから魔術師の集う組織が置かれた地域として馴染み深い場所でもある。
[編集] 訳語
「Lat-Nam」は、初めは第6版でラト・ナムの図書館/Library of Lat-Namで「ラト・ナム」と訳されたが、第8版のラト=ナムの賢人/Sage of Lat-Namでは「ラト=ナム」へ変更。コールドスナップのテーマデッキ収録のアライアンスのラト=ナムの遺産/Lat-Nam's Legacyでも継続して「ラト=ナム」と訳されている。
[編集] 歴史
テリシア/Terisiare全土に関わる事項はそちらを参照。
[編集] 兄弟戦争/Brothers' War時代
ドラフナ/Drafna・ハーキル/Hurkyl夫妻によってラト=ナム大学/College of Lat-Namが設立され、テリシアやドミナリア各地から魔法を研究する学者が集うようになる。
[編集] 暗黒時代
64~450AR、兄弟戦争や弾圧を免れた魔術師たちはラト=ナムでCity of Shadows(影の都)を組織し、隠れ住むようになる。
[編集] 氷河期~氷河期終了後
450~2934AR、ラト=ナム大学・影の都の生き残りによって見えざる者の学び舎/School of the Unseenが築かれる。
2954AR。襲来したファイレクシアの戦闘獣軍団によって、見えざる者の学び舎は崩壊。それ以降は黒マナの満ちた危険な土地となる。
[編集] ラト=ナムの再生
4077AR、小説「グリーンスリーヴス」三部作のFinal Sacrificeの舞台として登場。ラト=ナム大学の跡地は低木林と毒のガラスの砂漠に覆われ、荒廃していた。物語の中でプレインズウォーカー/Planeswalkerとなったグリーンスリーヴス/Greensleevesはプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkを捧げ、ラト=ナムの大地を再生した。
[編集] ドミナリア
4560AR、トレイリアのアカデミー/Tolarian Academyのキャンパスのひとつがラト=ナムに築かれている。
[編集] 団結のドミナリア
4562AR、ラト=ナムのアカデミーはミシュラ一派/The Society of Mishraに掌握され、闇の研究の聖地と化した(アカデミーの壁/Academy Wall)。新たなファイレクシア/Phyrexiaの侵略が進むにつれ、生徒や講師はひそかに潜伏工作員/Sleeper Agentへと置き換えられていった。アカデミーの地下深くの一室には、ジアドロン・ディハーダ/Geyadrone Dihadaの姿があった。
[編集] 地名
[編集] ラト=ナム大学/College of Lat-Nam
ドラフナ/Drafna・ハーキル/Hurkyl夫妻によって設立された魔法学校。
当時のテリシアでは魔法が活用されておらず、その研究もほとんど行われていなかった。その状況を変えるために魔法に関する知識を集める場としてラト=ナム大学が築かれた。ラト=ナム大学は数少ない魔術師が集って情報を共有する場となり、魔法に関する書物が集められることとなった。
しかし兄弟戦争によって多くの魔術師が脅威として排除され、暗黒時代にはタル教会/Church of Talによって魔法や魔法使いが弾圧されるようになる。小説「グリーンスリーヴス」三部作の描写によれば兄弟戦争によってラト=ナム大学そのものが破壊されたとされる。その後、生き残った魔術師たちはCity of Shadows(影の都)に隠れ住むようになる。
[編集] 見えざる者の学び舎/School of the Unseen
ラト=ナム大学・影の都の後身となる、当時のドミナリアにおける最大の魔法学校。詳細は見えざる者の学び舎/School of the Unseenを参照。
[編集] Duler Sanctum
小説「グリーンスリーヴス」三部作Final Sacrificeに登場。ラト=ナムの山中にあり、ラト=ナムの賢者によって作られた人造の天使Duler angelsが守っている。
[編集] アカデミー/Academy
トレイリアのアカデミー/Tolarian Academyの新たなキャンパスとして、ラト=ナムに学び舎が築かれている。