Merchant Ship
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− | [[ | + | [[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]というゲームの[[ルール]]内だけで商船というフレイバーが成り立っており、その再現性は見事。しかしそれが仇となり、総合的に見て極めて使いづらいクリーチャーとなってしまった。フレイバー性を重視するあまり、[[カードパワー]]を蔑ろにしてしまった悪例と言える。 |
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+ | *現在の[[色の役割]]の観点から見ると不自然な[[能力]]であるが、フレイバー性を重視した結果であろう。それに限らずとも、当時は色の役割が十分整備されておらず、こういったカードも珍しくなかった。 | ||
*印刷時の[[クリーチャー・タイプ]]は[[船]]であったが、[[2007年9月サブタイプ変更]]で[[人間]]に変更され、船は[[銀枠]]を除き廃止された。 | *印刷時の[[クリーチャー・タイプ]]は[[船]]であったが、[[2007年9月サブタイプ変更]]で[[人間]]に変更され、船は[[銀枠]]を除き廃止された。 | ||
2014年9月9日 (火) 07:52時点における版
Merchant Ship (青)
クリーチャー — 人間(Human)
クリーチャー — 人間(Human)
Merchant Shipは防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしていないかぎり、攻撃できない。
Merchant Shipが攻撃してブロックされないたび、あなたは2点のライフを得る。
あなたが島をコントロールしていないとき、Merchant Shipを生け贄に捧げる。
海商を行う(=攻撃に送り出し島へ辿り着く)ことで利益を得る(=ライフ回復)という、フレイバー感あふれるクリーチャー。
毎ターン安定して回復できるなら1マナのクリーチャーとしてはまずまずといったところなのだが、いわゆる生息条件(島)を持つ点がかなりやっかい。対戦相手が島をコントロールしていないと攻撃に行けず、ブロックされてはだめで、かつ戦闘でまず生き残れない0/2というサイズとあって、制約が非常に多い。コントロールデッキ同士の対戦なら回復できる機会もそれなりにあるのだが、そういったミラーマッチではライフは重要とは言えず、アドバンテージに主眼を置いて放置されるだろう。
マジックというゲームのルール内だけで商船というフレイバーが成り立っており、その再現性は見事。しかしそれが仇となり、総合的に見て極めて使いづらいクリーチャーとなってしまった。フレイバー性を重視するあまり、カードパワーを蔑ろにしてしまった悪例と言える。
- 現在の色の役割の観点から見ると不自然な能力であるが、フレイバー性を重視した結果であろう。それに限らずとも、当時は色の役割が十分整備されておらず、こういったカードも珍しくなかった。
- 印刷時のクリーチャー・タイプは船であったが、2007年9月サブタイプ変更で人間に変更され、船は銀枠を除き廃止された。
参考
- 18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time 第51位(Braingeyser)
- 再録禁止カード一覧(再録禁止カード)
- カード個別評価:アラビアンナイト - アンコモン3