ゴブリンのゲーム/Goblin Game
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− | + | 上述の通りやっていることは「とどめを刺せないライフロス」なので強弱を抜きにしてもそれほど盛り上がるカードではない。しかし[[傷の反射/Wound Reflection]]と併用するとライフロスの量が一気に増え、さらに「ドボン」した対戦相手が[[終了ステップ]]開始時に[[敗北]]するというデスレースになる。特に[[統率者戦]]ではゲーム参加者が増えるためかなり趣が変わってくる。あらかじめ傷の反射が[[戦場]]にある状態で使えば盛り上がるだろう。 | |
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− | [[ | + | *「自分のライフの端数を切り上げた半分」が負の値になる場合、代わりに0として計算する({{CR|107.1b}})。 |
− | + | *中止になった[[アングルード2]]に入る予定だったカード……という噂があったが、公式に否定されている<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/when-cards-go-bad-2002-01-28 When Cards Go Bad]([[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|WotC]]、文:[[Mark Rosewater]]、英語)</ref>。こんな噂が流れるくらい、ジョーク要素の強いカードだったということか。 | |
− | * | + | *当初は「品物って何だ?」という質問が殺到した。これは別におはじきでも紙でもなんでもよい。要するに、数えたり隠したりすることが容易な物体ならなんでもよい。 |
+ | **たいていの場合は、[[トークン]]に使うカードや、[[カウンター (目印)|カウンター]]に使ったり対戦開始時の先攻後攻決めに使ったりする[[ダイス]]や[[コイン投げ|コイン]]を使えばよいだろう。[[サイドボード]]のカードを使うのはトラブルになりえるので避けたほうがいい。 | ||
+ | **極端な話、メモ紙に数字を書いて合図と同時に公開、という形でも問題なく機能する。平たく言えば、やっていることは[[脅迫するオーガ/Menacing Ogre]]と同じである。 | ||
*「公開時に品物に手を加えてはいけない」とは書いていない、などと訳の分からないことを言って、公開された瞬間自分の方が少ない場合などに「相手に勝てるまで」隠していたカードなどをビリビリに引き裂いて「4つなので俺の方が多い」などと言い張るやり方を考えた人がいたらしい。 | *「公開時に品物に手を加えてはいけない」とは書いていない、などと訳の分からないことを言って、公開された瞬間自分の方が少ない場合などに「相手に勝てるまで」隠していたカードなどをビリビリに引き裂いて「4つなので俺の方が多い」などと言い張るやり方を考えた人がいたらしい。 | ||
− | * | + | *「自分が公開した品物の数に等しい値のライフを失う」という部分を読まずに、あるいは勘違いし、20〜30個もの品物を隠すプレイヤーもいた。この勘違いされやすさを当てにして、相手が致死量の品物を隠すことを期待して撃つ手もある(もちろん一度使ったら[[サイドボード|サイドアウト]])。 |
+ | *[[ポルチャ梅山]]氏の漫画で、[[スクイー/Squee]]が品物と聞いて車のタイヤを持ってくる場面があったが、車のタイヤのようなものは数えるのも隠すのも面倒なので適さないといえる。当たり前だが。 | ||
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+ | ==脚注== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
− | *[[ | + | *[[18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time]] 第66位 |
− | *[[ | + | *[[カード個別評価:プレーンシフト]] - [[レア]] |
2023年11月12日 (日) 17:11時点における最新版
Goblin Game / ゴブリンのゲーム (5)(赤)(赤)
ソーサリー
ソーサリー
各プレイヤーは、少なくとも1個の品物を隠す。その後すべてのプレイヤーは同時にそれらを公開する。各プレイヤーは、自分が公開した品物の数に等しい点数のライフを失う。その後公開した品物の数が最も少ないプレイヤーは、自分のライフの端数を切り上げた半分を失う。品物の数が最も少ないプレイヤーが複数いる場合、それぞれが自分のライフの端数を切り上げた半分を失う。
1ブロックに1枚はある赤の「効果がややこしくてプレイヤーと戦場を混乱させる」レアカード。品物を隠す「チキンゲーム」を行う。隠した数だけライフを失ってしまうため多く隠すのは考え物だが、かといって隠した品物が一番少ないチキンの人は一気にライフの半分を失ってしまう。
ユニークで面白い呪文ではあるが、7マナのソーサリーで対戦相手のライフを半分強しか減らせない(しかも自分のライフを失うリスクもある)ようなカードを使うぐらいなら、赤なら他にいくらでもいい火力があるので、実際のところ使い道は無いに等しい。ダメージではなくライフロスな点から防御円や崇拝/Worship対策になるという見方もできるが、プレーンシフト当初はともかく、現代では赤は軽減禁止を得意とする色になったためやはり出番はないだろう。
上述の通りやっていることは「とどめを刺せないライフロス」なので強弱を抜きにしてもそれほど盛り上がるカードではない。しかし傷の反射/Wound Reflectionと併用するとライフロスの量が一気に増え、さらに「ドボン」した対戦相手が終了ステップ開始時に敗北するというデスレースになる。特に統率者戦ではゲーム参加者が増えるためかなり趣が変わってくる。あらかじめ傷の反射が戦場にある状態で使えば盛り上がるだろう。
- 「自分のライフの端数を切り上げた半分」が負の値になる場合、代わりに0として計算する(CR:107.1b)。
- 中止になったアングルード2に入る予定だったカード……という噂があったが、公式に否定されている[1]。こんな噂が流れるくらい、ジョーク要素の強いカードだったということか。
- 当初は「品物って何だ?」という質問が殺到した。これは別におはじきでも紙でもなんでもよい。要するに、数えたり隠したりすることが容易な物体ならなんでもよい。
- 「公開時に品物に手を加えてはいけない」とは書いていない、などと訳の分からないことを言って、公開された瞬間自分の方が少ない場合などに「相手に勝てるまで」隠していたカードなどをビリビリに引き裂いて「4つなので俺の方が多い」などと言い張るやり方を考えた人がいたらしい。
- 「自分が公開した品物の数に等しい値のライフを失う」という部分を読まずに、あるいは勘違いし、20〜30個もの品物を隠すプレイヤーもいた。この勘違いされやすさを当てにして、相手が致死量の品物を隠すことを期待して撃つ手もある(もちろん一度使ったらサイドアウト)。
- ポルチャ梅山氏の漫画で、スクイー/Squeeが品物と聞いて車のタイヤを持ってくる場面があったが、車のタイヤのようなものは数えるのも隠すのも面倒なので適さないといえる。当たり前だが。
[編集] 脚注
- ↑ When Cards Go Bad(WotC、文:Mark Rosewater、英語)