最悪の二択
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'''最悪の二択'''(さいあくのにたく)/''Villainous Choice''は[[キーワード処理]]の一種。[[ドクター・フー統率者デッキ]]で初登場した。 | '''最悪の二択'''(さいあくのにたく)/''Villainous Choice''は[[キーワード処理]]の一種。[[ドクター・フー統率者デッキ]]で初登場した。 | ||
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− | '''<nowiki>[</nowiki>[[プレイヤー]]<nowiki>]は [選択肢A] か [選択肢B] の最悪の二択を行う</nowiki>'''/''<nowiki>[A player] faces a villainous choice — [option A], or [option B]</nowiki>''とは、「<nowiki>[プレイヤー]は[選択肢A]か[選択肢B]を選ぶ</nowiki> | + | '''<nowiki>[</nowiki>[[プレイヤー]]<nowiki>]は [選択肢A] か [選択肢B] の最悪の二択を行う</nowiki>'''/''<nowiki>[A player] faces a villainous choice — [option A], or [option B]</nowiki>''とは、「<nowiki>[プレイヤー]は[選択肢A]か[選択肢B]を選ぶ</nowiki>。その後、選ばれた選択肢の全ての処理を行う。」を意味する。 |
[[置換効果]]により最悪の二択を追加で行わせる場合、上記のプロセスを規定回数まで1回ずつ行う。 | [[置換効果]]により最悪の二択を追加で行わせる場合、上記のプロセスを規定回数まで1回ずつ行う。 | ||
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==ルール== | ==ルール== | ||
− | * | + | *最悪の二択は[[投票]]ではない。[[選択の幻影/Illusion of Choice]]など、投票を参照する[[効果]]は適用されない。 |
+ | *最悪の二択においては、実行不可能な選択肢を選んでも良い。これは{{CR|608.2d}}「プレイヤーは、不正な選択肢、または不可能な選択肢を選ぶことはできない。」の例外である。その場合は、その選択肢の可能な部分のみを行う。 | ||
**例えば、[[大知性体の策謀/Great Intelligence's Plan]]の選択肢の片方は「[[手札]]を3枚[[捨てる]]」であるが、手札が2枚以下であったり1枚もないプレイヤーもこの選択肢を選ぶことができる。 | **例えば、[[大知性体の策謀/Great Intelligence's Plan]]の選択肢の片方は「[[手札]]を3枚[[捨てる]]」であるが、手札が2枚以下であったり1枚もないプレイヤーもこの選択肢を選ぶことができる。 | ||
*複数のプレイヤーが最悪の二択を行う場合、まず[[APNAP順]]に1人目のプレイヤーが選択を行い、すぐさまそのプレイヤーの選んだ処理が実行される。その後、以降のプレイヤーも同様にして選択と処理を行っていく。(これは{{CR|608.2e}}の例外である) | *複数のプレイヤーが最悪の二択を行う場合、まず[[APNAP順]]に1人目のプレイヤーが選択を行い、すぐさまそのプレイヤーの選んだ処理が実行される。その後、以降のプレイヤーも同様にして選択と処理を行っていく。(これは{{CR|608.2e}}の例外である) | ||
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**一般的な複数プレイヤーに選択を迫る効果([[霰炎の責め苦/Torment of Hailfire]]など)とは仕様が異なるので注意(あちらは全員が選択を終えた後、一斉に処理を行う)。 | **一般的な複数プレイヤーに選択を迫る効果([[霰炎の責め苦/Torment of Hailfire]]など)とは仕様が異なるので注意(あちらは全員が選択を終えた後、一斉に処理を行う)。 | ||
***この仕様の違いが現れる例としては、[[放逐する僧侶/Banisher Priest]]など「持続期間を持つ[[領域]]変更効果」と組み合わせた場合にある。例えばプレイヤーAの放逐する僧侶がプレイヤーBのクリーチャーを追放しており、Aが最悪の二択で僧侶を戦場から離したとする。するとBは戻ってきたクリーチャーがいる状態で最悪の二択を行うことになる。 | ***この仕様の違いが現れる例としては、[[放逐する僧侶/Banisher Priest]]など「持続期間を持つ[[領域]]変更効果」と組み合わせた場合にある。例えばプレイヤーAの放逐する僧侶がプレイヤーBのクリーチャーを追放しており、Aが最悪の二択で僧侶を戦場から離したとする。するとBは戻ってきたクリーチャーがいる状態で最悪の二択を行うことになる。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/magic-the-gathering-doctor-who-mechanics Magic: The Gathering® – Doctor Who™ Mechanics]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037286/ マジック:ザ・ギャザリング『ドクター・フー』のメカニズム](Feature 2023年10月3日 [[Matt Tabak]]著) | *[https://magic.wizards.com/en/news/feature/magic-the-gathering-doctor-who-mechanics Magic: The Gathering® – Doctor Who™ Mechanics]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037286/ マジック:ザ・ギャザリング『ドクター・フー』のメカニズム](Feature 2023年10月3日 [[Matt Tabak]]著) |
2023年11月11日 (土) 14:39時点における最新版
最悪の二択(さいあくのにたく)/Villainous Choiceはキーワード処理の一種。ドクター・フー統率者デッキで初登場した。
This Is How It Ends / こうして終わりを迎える (3)(黒)
インスタント
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それのオーナーはそれを自分のライブラリーに加えて切り直し、その後「そのプレイヤーは5点のライフを失う。」か、「そのプレイヤーがオーナーでありこれでないクリーチャー1体を自分のライブラリーに加えて切り直す。」かの最悪の二択を行う。
The Valeyard / ヴァリヤード (2)(青)(黒)(赤)
伝説のクリーチャー — タイム(Time) ロード(Lord) 貴族(Noble)
伝説のクリーチャー — タイム(Time) ロード(Lord) 貴族(Noble)
対戦相手1人が最悪の二択を行うなら、そのプレイヤーは追加でもう1回その選択を行う。(そのプレイヤーが行うのは同じ選択でも異なる選択でもよい。)
投票中、あなたは追加で1回投票してもよい。
[編集] 定義
[プレイヤー]は [選択肢A] か [選択肢B] の最悪の二択を行う/[A player] faces a villainous choice — [option A], or [option B]とは、「[プレイヤー]は[選択肢A]か[選択肢B]を選ぶ。その後、選ばれた選択肢の全ての処理を行う。」を意味する。
置換効果により最悪の二択を追加で行わせる場合、上記のプロセスを規定回数まで1回ずつ行う。
[編集] 解説
悪人(villain)が理不尽な二択を突きつけることを表現したメカニズム。対戦相手に不利益な選択を押し付けるという点では懲罰者カードの亜種と言えるが、通常のカードとは細部で異なる挙動を見せる(後述)。
ドクター・フー統率者デッキでは構築済みデッキ『悪の支配者/Masters of Evil』(青黒赤)のテーマとなっており、原作でドクターと対立した悪党が扱うメカニズムとなっている。また、最悪の二択を参照するカードとしてヴァリヤード/The Valeyardが収録されている。
[編集] ルール
- 最悪の二択は投票ではない。選択の幻影/Illusion of Choiceなど、投票を参照する効果は適用されない。
- 最悪の二択においては、実行不可能な選択肢を選んでも良い。これはCR:608.2d「プレイヤーは、不正な選択肢、または不可能な選択肢を選ぶことはできない。」の例外である。その場合は、その選択肢の可能な部分のみを行う。
- 例えば、大知性体の策謀/Great Intelligence's Planの選択肢の片方は「手札を3枚捨てる」であるが、手札が2枚以下であったり1枚もないプレイヤーもこの選択肢を選ぶことができる。
- 複数のプレイヤーが最悪の二択を行う場合、まずAPNAP順に1人目のプレイヤーが選択を行い、すぐさまそのプレイヤーの選んだ処理が実行される。その後、以降のプレイヤーも同様にして選択と処理を行っていく。(これはCR:608.2eの例外である)
- 効果処理中に優先権が生じるわけではない。
- 一般的な複数プレイヤーに選択を迫る効果(霰炎の責め苦/Torment of Hailfireなど)とは仕様が異なるので注意(あちらは全員が選択を終えた後、一斉に処理を行う)。
- この仕様の違いが現れる例としては、放逐する僧侶/Banisher Priestなど「持続期間を持つ領域変更効果」と組み合わせた場合にある。例えばプレイヤーAの放逐する僧侶がプレイヤーBのクリーチャーを追放しており、Aが最悪の二択で僧侶を戦場から離したとする。するとBは戻ってきたクリーチャーがいる状態で最悪の二択を行うことになる。
[編集] 参考
- Magic: The Gathering® – Doctor Who™ Mechanics/マジック:ザ・ギャザリング『ドクター・フー』のメカニズム(Feature 2023年10月3日 Matt Tabak著)
- Magic: The Gathering® – Doctor Who™ Release Notes/『マジック:ザ・ギャザリング ― Doctor Who(ドクター・フー)』リリースノート(Feature 2023年10月9日 Jess Dunks著)
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- キーワード処理
- ルーリング
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 701 キーワード処理
- 701.53 最悪の二択を行う/Face a Villainous Choice
- 701.53a 「[[[プレイヤー]]]は「[選択肢A]」か「[選択肢B]」かの最悪の二択を行う/[A player] faces a villainous choice — [option A], or [option B]」は、「[[[プレイヤー]]]は「[選択肢A]」か「[選択肢B]」かを選び、その後、その選んだ選択肢のすべての処理を行う。」を意味する。
- 701.53b 最悪の二択を行う間、プレイヤーは不正あるいは不可能な選択肢を選んでもよい。その場合、そのプレイヤーは可能な限りの処理を行う。これは rule 608.2d の例外である。
- 701.53c 置換効果により、最悪の二択を行うという指示が追加で一定回数その選択を行うという指示に置換されることがある。この場合、rule 701.53a に定められている工程全体を1回ずつ、必要な回数だけそのプレイヤーが行う。
- 701.53d 複数のプレイヤーが最悪の二択を行うという指示があった場合、それらのプレイヤーがそれぞれ、APNAP順で1人ずつ、rule 701.53a に定められている工程全体を行う。これは rule 608.2eの例外である。
- 701.53 最悪の二択を行う/Face a Villainous Choice
- 701 キーワード処理