ボーナスシート
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+ | #[[Secret Lair Drop Series]]に付属する製品説明にないカード。 | ||
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− | + | ブースターパックには、ボーナスシートと呼ばれるスロットが割り当てられている場合がある。このスロットは全て、あるいはほぼ全ての[[カード]]が再録カードによって構成される。[[コレクター・ブースター]]や[[セット・ブースター]]だけでなく[[リミテッド]]に対応したブースター製品や[[MTGアリーナ]]で販売・配布されるパックからも確実に1枚が封入されているのが特徴。ボーナスシートが設けられている場合、リミテッド向け製品では出現するカードの[[稀少度]]にかかわらず[[コモン]]1枠が置き換わる。 | |
− | 時のらせんリマスターから程なくして発売された[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]でも[[ミスティカルアーカイブ]]にボーナスシートが使われ、様々な面で注目が集まり人気が高まった。この反響を受けて[[Mark Rosewater]] | + | ボーナスシートは[[時のらせん]]の[[タイムシフト]]で初めて使用された。その後しばらく間が空き、[[時のらせんリマスター]]で[[新枠]]([[ミラディン]])以降に登場したカードを[[旧枠]]仕様で再録する「[[タイムシフト#時のらせんリマスターのタイムシフト|旧枠加工カード]]」で実に15年ぶりにボーナスシートが使われた。 |
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+ | 時のらせんリマスターから程なくして発売された[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]でも[[ミスティカルアーカイブ]]にボーナスシートが使われ、様々な面で注目が集まり人気が高まった。この反響を受けて[[Mark Rosewater]]はデザイン演説の中でボーナスシートについて「もっと使う必要がある強力な道具」と高く評価した<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/state-design-2021-08-16 State of Design 2021]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035334/ デザイン演説2021]([[Making Magic]] [[2021年]]8月17日[[Mark Rosewater]]著)</ref>。[[エルドレインの森]]の記事では「プレイヤーの間でいつも人気」とも語っており<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/wilds-story-part-2 Wilds Story, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037158/ 『森』の話 その2](Making Magic [[2023年]]8月22日 Mark Rosewater著)</ref>、ボーナスシートを積極的に使いたいという前向きな姿勢を見せている。実際、[[兄弟戦争]]以降、一年後の[[イクサラン:失われし洞窟]]までに発売された[[本流のセット]]の6つの[[エキスパンション]]のうち半数にあたる3つでボーナスシートが使われた。 | ||
*時のらせん、ならびに時のらせんリマスターと以降のシリーズでは扱いが少し変わっている。 | *時のらせん、ならびに時のらせんリマスターと以降のシリーズでは扱いが少し変わっている。 | ||
− | ** | + | **前者は稀少度が[[スペシャル]]だったが、後者は通常のカードと同様に稀少度が分けられており、封入率に差がある。ほとんどが[[アンコモン]]から[[神話レア]]までの収録だが、MTGアリーナの[[イニストラードを覆う影リマスター]]における[[イニストラードを覆う影リマスター#過去の影|過去の影]]ではコモンも収録された。 |
− | ** | + | **時のらせんではセットの一部として[[スタンダード]]で使用できるカードに追加されていた。以降の本流のセットで登場したボーナスシートは本体セットとは別の独立した[[カード・セット]]扱いとなっており、原則スタンダードで使用可能にはならず、[[エターナル]]等の元々使える[[フォーマット]]かリミテッドでしか使用できない。また独自の[[エキスパンション・シンボル]]を持つ。(MTGアリーナの[[パイオニアマスターズ]]は例外で、シンボルおよび使用可能フォーマットが本体セットと同一である。) |
− | * | + | *[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]等に存在した[[Masterpiece Series]]も類似企画と言える。 |
+ | *[[イコリア:巨獣の棲処]]の[[イコリア:巨獣の棲処#ゴジラシリーズ・カード/Godzilla Series Monster card|ゴジラシリーズ・カード]]や[[スペシャルゲスト]]等の封入が確率によるものや、[[灯争大戦]]における[[プレインズウォーカー]]や[[イニストラード/Innistrad]]を舞台とする[[セット]]の[[変身する両面カード]]といったセットを成立させる目的の新規[[カード]]中心のスロットはボーナスシートと呼ばない。 | ||
+ | *[[サンダー・ジャンクションの無法者]]のファーストルックでは[[ビッグスコア]]が追加のボーナスシートとして紹介されたが、こちらはあらゆる面で従来のそれと異なるうえ「[[スペシャルゲスト]]と共に[[ザ・リスト]]の一部」とも紹介されている<ref>[https://x.com/wizards_magic/status/1761116177902784735?s=20 Magic: The Gathering](米国公式X [[2024年]]2月24日)</ref>。 | ||
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*[[タイムシフト#時のらせんのタイムシフト|タイムシフト]]([[時のらせん]]) | *[[タイムシフト#時のらせんのタイムシフト|タイムシフト]]([[時のらせん]]) | ||
*[[タイムシフト#時のらせんリマスターのタイムシフト|旧枠加工カード]]([[時のらせんリマスター]]) | *[[タイムシフト#時のらせんリマスターのタイムシフト|旧枠加工カード]]([[時のらせんリマスター]]) | ||
*[[ミスティカルアーカイブ]]([[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]) | *[[ミスティカルアーカイブ]]([[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]) | ||
− | *[[ | + | *[[旧枠版アーティファクト]]([[兄弟戦争]]) |
*[[多元宇宙の伝説]]([[機械兵団の進軍]]) | *[[多元宇宙の伝説]]([[機械兵団の進軍]]) | ||
*[[おとぎ話]]([[エルドレインの森]]) | *[[おとぎ話]]([[エルドレインの森]]) | ||
+ | *[[速報]]([[サンダー・ジャンクションの無法者]]) | ||
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− | *[[ | + | *[[「過去の影」]]([[イニストラードを覆う影リマスター]]) |
+ | *[[パイオニアマスターズ]]におけるボーナスシート(特定の名称はつけられていない) | ||
また、MTGアリーナでは[[機械兵団の進軍:決戦の後に]]でも「多元宇宙の伝説」ボーナスシートを共有する。 | また、MTGアリーナでは[[機械兵団の進軍:決戦の後に]]でも「多元宇宙の伝説」ボーナスシートを共有する。 | ||
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+ | Secret Lair Drop Seriesはプレビューに記載されていないカードが同梱されることになる。内容は製品ごとにさまざまで、[[灯争大戦]]のステンドグラス風[[プレインズウォーカー]]、[[スリヴァー]]、[[しつこい請願者/Persistent Petitioners]]などテーマと無関係に同梱されるものもあれば、[[Secret Lair Drop Series/2022年#Secret Lair x Street Fighter|Secret Lair x Street Fighter]]のHadoken([[稲妻/Lightning Bolt]])のようにテーマに則したものも存在する。 | ||
==脚注== | ==脚注== | ||
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+ | *[[用語集]] |
2024年12月19日 (木) 06:03時点における最新版
ボーナスシート/bonus sheetとは、
- ブースターパックに1枚確定で封入される再録カード中心のスロット。
- Secret Lair Drop Seriesに付属する製品説明にないカード。
目次 |
[編集] 1.の概要
ブースターパックには、ボーナスシートと呼ばれるスロットが割り当てられている場合がある。このスロットは全て、あるいはほぼ全てのカードが再録カードによって構成される。コレクター・ブースターやセット・ブースターだけでなくリミテッドに対応したブースター製品やMTGアリーナで販売・配布されるパックからも確実に1枚が封入されているのが特徴。ボーナスシートが設けられている場合、リミテッド向け製品では出現するカードの稀少度にかかわらずコモン1枠が置き換わる。
ボーナスシートは時のらせんのタイムシフトで初めて使用された。その後しばらく間が空き、時のらせんリマスターで新枠(ミラディン)以降に登場したカードを旧枠仕様で再録する「旧枠加工カード」で実に15年ぶりにボーナスシートが使われた。
時のらせんリマスターから程なくして発売されたストリクスヘイヴン:魔法学院でもミスティカルアーカイブにボーナスシートが使われ、様々な面で注目が集まり人気が高まった。この反響を受けてMark Rosewaterはデザイン演説の中でボーナスシートについて「もっと使う必要がある強力な道具」と高く評価した[1]。エルドレインの森の記事では「プレイヤーの間でいつも人気」とも語っており[2]、ボーナスシートを積極的に使いたいという前向きな姿勢を見せている。実際、兄弟戦争以降、一年後のイクサラン:失われし洞窟までに発売された本流のセットの6つのエキスパンションのうち半数にあたる3つでボーナスシートが使われた。
- 時のらせん、ならびに時のらせんリマスターと以降のシリーズでは扱いが少し変わっている。
- 前者は稀少度がスペシャルだったが、後者は通常のカードと同様に稀少度が分けられており、封入率に差がある。ほとんどがアンコモンから神話レアまでの収録だが、MTGアリーナのイニストラードを覆う影リマスターにおける過去の影ではコモンも収録された。
- 時のらせんではセットの一部としてスタンダードで使用できるカードに追加されていた。以降の本流のセットで登場したボーナスシートは本体セットとは別の独立したカード・セット扱いとなっており、原則スタンダードで使用可能にはならず、エターナル等の元々使えるフォーマットかリミテッドでしか使用できない。また独自のエキスパンション・シンボルを持つ。(MTGアリーナのパイオニアマスターズは例外で、シンボルおよび使用可能フォーマットが本体セットと同一である。)
- 戦乱のゼンディカー・ブロック等に存在したMasterpiece Seriesも類似企画と言える。
- イコリア:巨獣の棲処のゴジラシリーズ・カードやスペシャルゲスト等の封入が確率によるものや、灯争大戦におけるプレインズウォーカーやイニストラード/Innistradを舞台とするセットの変身する両面カードといったセットを成立させる目的の新規カード中心のスロットはボーナスシートと呼ばない。
- サンダー・ジャンクションの無法者のファーストルックではビッグスコアが追加のボーナスシートとして紹介されたが、こちらはあらゆる面で従来のそれと異なるうえ「スペシャルゲストと共にザ・リストの一部」とも紹介されている[3]。
[編集] ボーナスシート一覧
詳細については各ページを参照。
- タイムシフト(時のらせん)
- 旧枠加工カード(時のらせんリマスター)
- ミスティカルアーカイブ(ストリクスヘイヴン:魔法学院)
- 旧枠版アーティファクト(兄弟戦争)
- 多元宇宙の伝説(機械兵団の進軍)
- おとぎ話(エルドレインの森)
- 速報(サンダー・ジャンクションの無法者)
- 「過去の影」(イニストラードを覆う影リマスター)
- パイオニアマスターズにおけるボーナスシート(特定の名称はつけられていない)
また、MTGアリーナでは機械兵団の進軍:決戦の後にでも「多元宇宙の伝説」ボーナスシートを共有する。
[編集] 2.の概要
Secret Lair Drop Seriesはプレビューに記載されていないカードが同梱されることになる。内容は製品ごとにさまざまで、灯争大戦のステンドグラス風プレインズウォーカー、スリヴァー、しつこい請願者/Persistent Petitionersなどテーマと無関係に同梱されるものもあれば、Secret Lair x Street FighterのHadoken(稲妻/Lightning Bolt)のようにテーマに則したものも存在する。
[編集] 脚注
- ↑ State of Design 2021/デザイン演説2021(Making Magic 2021年8月17日Mark Rosewater著)
- ↑ Wilds Story, Part 2/『森』の話 その2(Making Magic 2023年8月22日 Mark Rosewater著)
- ↑ Magic: The Gathering(米国公式X 2024年2月24日)