アルケミー

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(フォーマット名について)
 
(5人の利用者による、間の8版が非表示)
5行: 5行:
  
 
==解説==
 
==解説==
[[2021年]]12月9日より開始されたMTGアリーナ上での公式フォーマット。
+
[[2021年]]12月9日より開始されたMTGアリーナ上での公式フォーマット。直近2年に発売された[[スタンダード]]で使用可能なセットおよびアルケミーで使用可能と指定されているセットが使用可能で、2年ごとに[[ローテーション]]する。
  
[[デジタル]]主体の[[プレイヤー]]向け。ユーザーのコンテンツの消費速度や常に新鮮で進化し続ける[[メタゲーム]]への期待に応えるために、[[スタンダード]][[環境]]を基本として[[カード]]の[[再調整]]やデジタル専用の機能を取り入れた[[サプリメント・セット]]を加えることで魅力的な環境を提供することを目的とする。
+
[[デジタル]]主体の[[プレイヤー]]向け。ユーザーのコンテンツの消費速度や常に新鮮で進化し続ける[[メタゲーム]]への期待に応えるために、スタンダード[[環境]]を基本として[[カード]]の[[再調整]]やデジタル専用の機能を取り入れた[[サプリメント・セット]]を加えることで魅力的な環境を提供することを目的とする。この理念により、スタンダードのローテーションが2年から3年に延長された際にもアルケミーでは2年ごとのローテーションが維持された<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/mtg-arena/updates-to-standard-and-alchemy-on-mtg-arena Updates to Standard and Alchemy on MTG Arena]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0036905/ MTGアリーナにおけるスタンダードとアルケミーの更新]([[Daily MTG]] [[2023年]]5月7日)</ref>。
  
 
デジタル限定カードだけでなく、[[紙|テーブルトップ]]に存在するカードに対しても[[エラッタ#パワーレベル・エラッタ|パワーレベル・エラッタ]]となる再調整が行なわれる。意図したバランスを超えてメタゲームに多大な影響を与えているカードについては下方修正(ナーフ/Nerf)を、プレイヤーは楽しんでいるのにパワーレベルの点で足りていないカードについては少しだけ強くする上方修正(バフ/Buff)を加える。下方の例として[[ドロー]]が[[占術]]に変更された[[創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation]]や、上方の例として自身や[[効果]]に[[トランプル]]が追加された[[世界を彫る者、ファイラス/Phylath, World Sculptor]]がある。[[ETB]]のトークンが減った代わりに[[搭乗]]コストも2に減った[[エシカの戦車/Esika's Chariot]]などの下方と上方を同時に調整したものもある。これらの調整は[[ヒストリック]]にも適用される。
 
デジタル限定カードだけでなく、[[紙|テーブルトップ]]に存在するカードに対しても[[エラッタ#パワーレベル・エラッタ|パワーレベル・エラッタ]]となる再調整が行なわれる。意図したバランスを超えてメタゲームに多大な影響を与えているカードについては下方修正(ナーフ/Nerf)を、プレイヤーは楽しんでいるのにパワーレベルの点で足りていないカードについては少しだけ強くする上方修正(バフ/Buff)を加える。下方の例として[[ドロー]]が[[占術]]に変更された[[創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation]]や、上方の例として自身や[[効果]]に[[トランプル]]が追加された[[世界を彫る者、ファイラス/Phylath, World Sculptor]]がある。[[ETB]]のトークンが減った代わりに[[搭乗]]コストも2に減った[[エシカの戦車/Esika's Chariot]]などの下方と上方を同時に調整したものもある。これらの調整は[[ヒストリック]]にも適用される。
 +
 +
実装から2023年9月5日まではスタンダードのカードすべてに加えてアルケミー用のカードが使えるフォーマットだったため純粋に[[カードプール]]が広く、再調整や[[禁止カード]]を考慮してもスタンダードに比べて強力なデッキが組める環境だった。2023年9月5日の更新からはスタンダードとローテーションのタイミングがずれたため、スタンダードでは活躍しているがアルケミーでは構築自体不可能なデッキも生じるなど差別化された。
  
 
再調整カードは内部的には[[名前]]に「A-」がつきスタンダード用のカードとは別個のカードとして存在するが、入手についてはそれぞれが同期するようになる。「A-」が付くのはインポートとエクスポートの時のみでゲーム上では元の名前のままなので、名前を指定する効果などへの影響は無い。
 
再調整カードは内部的には[[名前]]に「A-」がつきスタンダード用のカードとは別個のカードとして存在するが、入手についてはそれぞれが同期するようになる。「A-」が付くのはインポートとエクスポートの時のみでゲーム上では元の名前のままなので、名前を指定する効果などへの影響は無い。
 +
 
*Alchemyとは「錬金術」という意味。再調整によりカードが変化していくところからの命名だろう。
 
*Alchemyとは「錬金術」という意味。再調整によりカードが変化していくところからの命名だろう。
 
*[[アーチエネミー戦]](および[[アーチエネミー]])/Archenemyは、英単語としての字面が似ているが別物。そちらは[[カジュアル変種ルール]]。
 
*[[アーチエネミー戦]](および[[アーチエネミー]])/Archenemyは、英単語としての字面が似ているが別物。そちらは[[カジュアル変種ルール]]。
  
 
==使用可能カードセット==
 
==使用可能カードセット==
[[2023年]]6月25日現在、以下の[[セット]]に含まれるカード(番外カード含む)が使用可能である。
+
[[2024年]]10月25日現在、以下の[[セット]]に含まれるカード(番外カード含む)が使用可能である。
  
*[[イニストラード:真夜中の狩り]]
+
*[[エルドレインの森]]
*[[イニストラード:真紅の契り]]
+
*[[イクサラン:失われし洞窟]]
*[[神河:輝ける世界]]
+
*[[カルロフ邸殺人事件]]
*[[ニューカペナの街角]]
+
*[[サンダー・ジャンクションの無法者]]
*[[団結のドミナリア]]
+
*[[ビッグスコア]]
*[[兄弟戦争]]
+
*[[ブルームバロウ]]
*[[ファイレクシア:完全なる統一]]
+
*[[ダスクモーン:戦慄の館]]
*[[機械兵団の進軍]]
+
*[[アルケミー:エルドレイン]]
*[[機械兵団の進軍:決戦の後に]]
+
*[[アルケミー:イクサラン]]
*[[アルケミー:イニストラード]]
+
*[[アルケミー:カルロフ邸]]
*[[アルケミー:神河]]
+
*[[アルケミー:サンダー・ジャンクション]]
*[[アルケミー:ニューカペナ]]
+
*[[アルケミー:ブルームバロウ]]
*[[アルケミーホライゾン:バルダーズ・ゲート]]
+
*[[アルケミー:ダスクモーン]]
*[[アルケミー:ドミナリア]]
+
*[[アルケミー:兄弟戦争]]
+
*[[アルケミー:ファイレクシア]]
+
*[[指輪物語:中つ国の伝承]]
+
 
*[[カード個別評価:コンピューターゲーム専用カード#Magic: The Gathering Arena|アリーナ基礎セット]]
 
*[[カード個別評価:コンピューターゲーム専用カード#Magic: The Gathering Arena|アリーナ基礎セット]]
 
==禁止カード==
 
*[[鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker]]
 
 
<!--
 
<!--
 +
==禁止カード==
 
==主なデッキ・その他==
 
==主なデッキ・その他==
 
*[[アルケミーの変遷]]を参照
 
*[[アルケミーの変遷]]を参照
 +
-->
  
 
==脚注==
 
==脚注==
 
<references />
 
<references />
-->
 
  
 
==公式特集ページ==
 
==公式特集ページ==

2024年10月27日 (日) 20:26時点における最新版

アルケミー/Alchemyは、構築フォーマットの1つ。Magic: The Gathering Arena上での公式フォーマット。

目次

[編集] 解説

2021年12月9日より開始されたMTGアリーナ上での公式フォーマット。直近2年に発売されたスタンダードで使用可能なセットおよびアルケミーで使用可能と指定されているセットが使用可能で、2年ごとにローテーションする。

デジタル主体のプレイヤー向け。ユーザーのコンテンツの消費速度や常に新鮮で進化し続けるメタゲームへの期待に応えるために、スタンダード環境を基本としてカード再調整やデジタル専用の機能を取り入れたサプリメント・セットを加えることで魅力的な環境を提供することを目的とする。この理念により、スタンダードのローテーションが2年から3年に延長された際にもアルケミーでは2年ごとのローテーションが維持された[1]

デジタル限定カードだけでなく、テーブルトップに存在するカードに対してもパワーレベル・エラッタとなる再調整が行なわれる。意図したバランスを超えてメタゲームに多大な影響を与えているカードについては下方修正(ナーフ/Nerf)を、プレイヤーは楽しんでいるのにパワーレベルの点で足りていないカードについては少しだけ強くする上方修正(バフ/Buff)を加える。下方の例としてドロー占術に変更された創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationや、上方の例として自身や効果トランプルが追加された世界を彫る者、ファイラス/Phylath, World Sculptorがある。ETBのトークンが減った代わりに搭乗コストも2に減ったエシカの戦車/Esika's Chariotなどの下方と上方を同時に調整したものもある。これらの調整はヒストリックにも適用される。

実装から2023年9月5日まではスタンダードのカードすべてに加えてアルケミー用のカードが使えるフォーマットだったため純粋にカードプールが広く、再調整や禁止カードを考慮してもスタンダードに比べて強力なデッキが組める環境だった。2023年9月5日の更新からはスタンダードとローテーションのタイミングがずれたため、スタンダードでは活躍しているがアルケミーでは構築自体不可能なデッキも生じるなど差別化された。

再調整カードは内部的には名前に「A-」がつきスタンダード用のカードとは別個のカードとして存在するが、入手についてはそれぞれが同期するようになる。「A-」が付くのはインポートとエクスポートの時のみでゲーム上では元の名前のままなので、名前を指定する効果などへの影響は無い。

[編集] 使用可能カードセット

2024年10月25日現在、以下のセットに含まれるカード(番外カード含む)が使用可能である。

[編集] 脚注

  1. Updates to Standard and Alchemy on MTG Arena/MTGアリーナにおけるスタンダードとアルケミーの更新(Daily MTG 2023年5月7日)

[編集] 公式特集ページ

[編集] 参考

QR Code.gif