コンバット・トリック
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コンバット・トリック(Combat Trick)とは、主にリミテッドにおいて、戦闘を自分に有利に運ぶ目的で戦闘中に使用される呪文や能力のこと。
解説
[編集]厄介なクリーチャーは恐怖/Terrorなどを打ち込んでさっさと除去するのが一番早いのだが、リミテッドでは文字通り限られたカードのみを用いてデッキを構築するため、十分な枚数の除去カードがそもそも手に入らない場合もあるし、そうでなくても適切な状況で手札に除去を引き当てられない場合も往々にしてある。そこでコンバット・トリック・カードを駆使し、一見相打ちや一方的な損失となりそうな戦闘を自分に有利に運ぶことで、「除去の代用」として働かせて補う必要がある。特に、色の役割上、直接的な除去手段が少ない青や緑にとっては重要な要素である。
コンバット・トリックは戦闘中に使用されることが前提なので、基本的にインスタント・タイミングで使えるもののみを指す。狭義には、手札にあるインスタント・カードなど、相手に見えない場所から使えるもののみを指す場合がある。さらに、クリーチャー同士の戦闘結果を変化させるもののみを指す(突貫/Vigorous Chargeのように、直接的には戦闘結果を変化させないものを含めない)場合もある。
- 略して「バットリ」や「トリック」などと呼ばれることもある。
コンバット・トリックの例
[編集]コンバット・トリックとして利用されることの多い効果をいくつか例示する。
- クリーチャーのパワー/タフネスに修整を与える、あるいは直接変化させる。(巨大化/Giant Growth、打ち寄せる水/Hydrosurgeなど)
- クリーチャーをタップやアンタップさせ、攻撃を阻害したりブロッカーを用意したりする。(タッパー、ぐるぐる/Twiddle、ジェラードの命令/Gerrard's Commandなど)
- 攻撃クリーチャーやブロック・クリーチャーにダメージを与える。(レンジストライク、首のへし折り/Neck Snapなど)
- 戦闘ダメージを軽減したり移し変えたりする。(プリベンター、ダメージ反射/Reflect Damageなど)
- クリーチャーに一時的な破壊不能を与えたり、再生したりする。(不屈の意志/Adamant Will、蘇生の印/Death Wardなど)
- 呪禁等で対戦相手が使用する除去を無効化する。(レインジャーの悪知恵/Ranger's Guileなど)
- 戦闘に有利なキーワード能力を付与したり失わせたりする。(火をつける怒り/Kindled Fury、蛙変化/Turn to Frogなど)
- ブロック目的のクリーチャーをインスタント・タイミングで戦場に出す。(要撃/Waylay、瞬速持ちクリーチャーなど)
構築での採用事例
[編集]構築ではメタゲーム等を考慮してあらかじめデッキに十分な除去を採用することが可能であり、わざわざ「除去の代用」となる役割のカードを採用する必然性に乏しい。したがって、構築ではコンバット・トリックは積極的には用いられない。
ただし、以下のような特別な状況に当てはまるのであれば、構築であっても利用されることもある。
- 多大なアドバンテージをもたらすギミックになる。
- 特に優れていてコンバット・トリック以外にも役立つ。(コスト・パフォーマンスが良く火力対策にもなる巨大化/Giant Growth、マナを支払わず使える変異原性の成長/Mutagenic Growth、除去耐性を付与する顕在的防御/Blossoming Defense、トランプルでダメージを通しやすくできる巨怪の怒り/Monstrous Rageなど)
- 直接的にコンバット・トリック以外のモードも持つ。(アタルカの命令/Atarka's Commandなど)
- デッキ自体がパワー/タフネス修整や味方を対象を取ることなどに大きな意味を持たせられるギミックを持つ。(感染、英雄的など)