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エルドラージ/Eldrazi

提供: MTG Wiki

エルドラージ/Eldraziは、ゼンディカー・ブロックで初登場したクリーチャー。

解説

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多元宇宙/Multiverseの次元/Planeと次元の狭間である久遠の闇/Blind Eternitiesから生まれた存在。プレインズウォーカー/Planeswalkerではないが次元と次元の間を渡る事ができ、姿を現した次元のありとあらゆる生命とマナを食い尽くす、恐るべき捕食者である。マナが五色に別れるより前の遥か太古の存在であるため、多くのエルドラージは色を持たず、無色(無色マナ)と密接に関係している。

次元に出現するエルドラージは、その霊気/Aetherの影が三次元空間に投影されたものである。そのため物理的に破壊しても、久遠の闇にいるエルドラージ本体を破壊した事にはならない。また物理的なエルドラージは後述する3体の巨人/Titanのいずれかの肉の延長に過ぎず、本体が不在になれば身体を失った手足のように萎びて死ぬ。これらエルドラージの物理的延長を全て合わせて血族/Blood Lineageと呼ぶ。

三次元におけるエルドラージは常識を冒涜するような似姿をしており、それぞれの血族は全てその奇抜な特徴を受け継いでいる[1][2]。血族は形容し難い色を組み合わせた奇妙な色彩を身に帯びており、これらは元の霊気的な姿がその次元の光を非自然的な原理で屈折しているのだと考えられている。

エルドラージは周囲の環境を己に都合のいいように歪める事ができる。それは無機物から動植物、はては重力も含まれる。ゼンディカー/Zendikarの吸血鬼/Vampireや天使/Angelはその犠牲者であり、彼らを物理的肉体に拘束している面晶体/Hedronですら長い年月の中エルドラージによって汚染されている。

  • エメリア/Emeriaの発言から、エルドラージが次元を食らうのは不要な次元を「剪定」することで多元宇宙/Multiverse全体の存在を守るためという可能性が示唆されている[3]。

血族/Blood Lineage

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エルドラージの巨人/Eldrazi Titan

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全エルドラージの血族の祖、あるいは本体とでも呼ぶべき最大のエルドラージ達。タイタンとも。

現在、エムラクール/Emrakul、コジレック/Kozilek、ウラモグ/Ulamogの3体のエルドラージの巨人が確認されている。はるかな昔、3人の強大なプレインズウォーカーによってゼンディカーに封印されたが、突如その封印から解き放たれてしまった。

詳細はそれぞれの各項を参照。

エルドラージ・ドローン/Eldrazi Drone

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エルドラージ・ドローンは小型~中型のエルドラージであり、名前の通り巨人らの眷属であり手下。後述する落とし子や末裔を生み出し、率いる。その存在する次元のマナが混じっているため、色を持つものも存在する。

落とし子/Spawn

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エルドラージ・落とし子は、血族の特徴を最小限に押し込めたような小型のエルドラージである。彼らは血族の中で重要な役割を担っており、上位のエルドラージが吸収したマナを受け取って蓄える事ができ、次に彼らが吸収される事で新たな上位のエルドラージが孵化するのである。

ストーリー

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かつてゼンディカーのストーリーより六千年以上の昔、数え切れないほどの次元の危機を目の当たりにしてきた三人の古きプレインズウォーカー/Planeswalker――ナヒリ/Nahiri、ソリン・マルコフ/Sorin Markov、ウギン/Ugin――により、マナに満ちた世界ゼンディカー/Zendikarへと引き寄せられ、強力な魔法により幽閉された。

しかし彼らは、たった数世紀のあいだに自由になる寸前にまで至り、ゼンディカーのマナと生命を吸い上げてほとんど荒野にしてしまった。彼らの醜悪な小型の手下(血族)が現実世界に登場しだしたが、エルドラージとその血族は再び封印される。

3体の伝説のエルドラージの遠い昔の記憶は、三神として信仰の対象となり、ゼンディカーのマーフォーク/Merfolkやコー/Korの種族に崇められてきた。風の女神エメリア/Emeria、トリックスターの神コーシ/Cosi、海の神ウーラ/Ulaがそれである。

そして、かつて次元を食らっていた時代から数千年が経った今。ニコル・ボーラス/Nicol Bolasの命令を受けた狂乱のプレインズウォーカーサルカン・ヴォル/Sarkhan Volは、ウギンの目/Eye of Uginの部屋で封印を見張っていたが、敵対するプレインズウォーカーの行動がきっかけとなり、エルドラージが解き放たれてしまった。再びエルドラージは目覚め、虐殺が始まるのだった。

故郷を守るために戦う者(ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane)、エルドラージに対処する方法を探るために多元宇宙へ旅立つ者(ソリン、キオーラ/Kiora、ギデオン・ジュラ/Gideon Jura)など、プレインズウォーカー達は次元宇宙の危機に対し各々の方法で動いている。

最終的に、ゲートウォッチ/The Gatewatchを始めとしたプレインズウォーカー達の尽力、そしてゼンディカーを生きる同盟者達の種族を越えた結束により、ウラモグとコジレックはその「本体」をゼンディカー内に引きずり込まれ、二柱のタイタンはその身を焼き尽くされ滅んだ。ゼンディカー中が歓喜に震える一方、ウギンは、エルドラージの本体を滅ぼしたことで多元宇宙に未知数の影響が及ぶのではないかと危惧している。そして、最後のタイタン、エムラクールはいつの間にかその姿を消しており……

所は変わってイニストラード/Innistradでは、各地に謎の石/Cryptolithと呼ばれる物体が出現し、またアヴァシン/Avacynたち天使が狂気に堕ちるという異常事態が起こっていた。それはナヒリがこの次元にエムラクールを呼び寄せようとする前兆であった。彼女はかつて自分との誓いを破ったソリンに復讐するため、彼の故郷であるイニストラードを破壊しようとしていたのであった。

エムラクールによりあらゆる生命がエルドラージへと同化していく中、ゲートウォッチとタミヨウ/Tamiyoはエムラクールを打ち倒そうとするが、まるで歯が立たなかった。しかしエムラクールはタミヨウの精神に干渉すると、その呪文を捻じ曲げ自身を銀の月へと封印させた。それは次元をより美味しく頂くため、エムラクールが自らの意志で行った「断食」であった。

多元宇宙/Multiverseの外側にある終端/The Edgeではフォモーリ・エルドラージ戦争と呼ばれる戦いがあった。フォモーリ/Fomoriとドリックス/Drixの連合軍によってエルドラージは沈静化したが、フォモーリの文明は滅んだ。以後、ドリックスは残留エルドラージ汚染を封じるために戦っている。

登場記事・登場作品

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Savor of Flavor

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Doug Beyer著、2010/3/17
コー/Korとマーフォークの3神とゼンディカー/Zendikarのエルドラージ3体の関係、それらを封印したプレインズウォーカー/Planeswalker3人の解説。
Jenna Helland著、2010/3/31
ギデオン・ジュラ/Gideon Juraのカード・プレヴューとゼンディカー/Zendikarでの彼の物語。
日本公式サイトでは翻訳記事として『ケフ砦の戦い(Internet Archive)』が公開されている。
Doug Beyer著、2010/4/7
探検家タクタク/Tuktuk the Explorerのカード・プレヴューと彼のバックストーリー。
Doug Beyer著、2010/4/14
エルドラージとゼンディカーの天使との関係について。
Doug Beyer著、2010/4/21
エルドラージ覚醒の設定と収録カードなどについてユーザーから寄せられた質問にDougが回答する。
Doug Beyer著、2010/4/28
エルドラージ3種(エムラクール/Emrakul、ウラモグ/Ulamog、コジレック/Kozilek)の血族/Brood Lineageを解説。
Doug Beyer著、2010/5/5
最後にエルドラージについての質問と回答。
Doug Beyer著、2010/5/12
Lv系カードに関する設定を絡めた記事。
冒頭に老師が鍛錬について語るミニストーリー。最後はエルドラージの知性についての質問と回答。
Doug Beyer著、2010/5/19
記事最後に質問への回答(灰色革の狩人/Graypelt Hunterはコー族に似ているが人間である。エルドラージに性別はない)。

Uncharted Realms

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Adam Lee著、2014/6/25
ゼンディカー・ブロック後のストーリー。
Kelly Digges著、2014/10/29
エルドラージをゼンディカーに封印した3人のプレインズウォーカーのストーリー。

Feature Article

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Doug Beyer著、2010/3/29
ゼンディカー/Zendikarとエルドラージ/Eldraziの関係。
狂乱のサルカン/Sarkhan the Madのプレヴュー。
magicthegathering.com Staff著、2010/4/5
エルドラージ覚醒のスタイルガイドからコンセプトアート各種。
Adam Lee著、2010/5/3
エルドラージ覚醒のカードをカード名やフレイバー・テキストを絡めて解説。設定的な部分を含む。

Serious Fun

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Adam Styborski著、2010/4/13
背くもの/It That Betraysのカードプレヴューと冒頭にショートストーリー。

Magic Arcana

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2010/4/12
弱者の消耗/Consume the Meekの設定を反映したイラストの状況指定と解説。
Monty Ashley著、2010/5/18
エムラクールの手/Hand of Emrakulのイラスト全体像。宙を飛ぶ人影。

Magic Story

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Miguel Lopez, Jay Anneli, Amanda LaFranco, Laurel Pratt著、2025/6/21
終端/The Edgeにおけるエルドラージの存在について。

脚注

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参考

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