ヘイヴンウッド/Havenwood

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ヘイヴンウッド/Havenwoodは、暗黒時代サーペイディア/Sarpadia大陸北方に位置する森林地帯、およびそこに住むエルフ/Elfの集落。サーペイディアはドミナリア/Dominariaの南半球にあるため、この大陸の他の南の国々よりも気候は温暖。

西は漆黒の手教団/Order of the Ebon Handの領域。南にはアイケイシア/Icatiaがあり、その更に南方にCrimson Peaks(クリムゾン・ピークス)がある。北にはサーペイディア山脈/Sarpadian Mountainsが連なる。

森林にはエルフの村や集落、がそれぞれ孤立して散在するが、緊密に連絡を取り合い、一つの共同体として機能している。優れた隠密技能で知られる斥候たちが村落同士の連絡役を果たしているためである。

しばしばヘイヴンウッド・エルフの共同体はエルフ帝国(Elven Empire)と総称されるが、実際に王(King)が存在し、セロン教のドルイドが補佐役を務め、Hightrunk Chamber(高き幹の会議場)では評議会(council)が開かれる。

ヘイヴンウッド・エルフは森の木々や岩など天然の素材を、(魔法の助けも借りて)巧みに用いた建造物に住む。もともとエルフは痩せ型の種族であるが、暗黒時代には食料不足も相まって、指導者の上座ドルイド/Elder Druidたちですらかなりの痩せぎすである。常備軍を持たないが、非常時には斥候や狩人農民らが優秀な兵士となる。狩人はしばしば、殺傷力の無い、眠り薬付きの矢を用いる。

森林には狩りの獲物となる動物をはじめ、などの森の動物の他、ヘイヴンウッドのワーム/Havenwood Wurmも生息している。氷河期が近づくにつれ、狩りの獲物は減少して行った。

ヘイヴンウッドのエルフは、数世紀に亘り人間/Humanの国アイケイシアと友好関係を築いていた。暗黒時代には他国と同様に気候の寒冷化、食糧不足に苦しめられ、同盟国アイケイシアとの関係も良好とはいかなくなっていった。一例として、ヘイヴンウッドに疫病流行との”噂”が広まった時、アイケイシアは援助しなかったばかりか、国境封鎖すらしている。

食糧不足の打開策に食用生物サリッド/thallidの繁殖を試みるが失敗。セロン教徒/Theloniteの上座ドルイドたちは漆黒の手教団と密かに接触し、スラルの技術をサリッド繁殖へと流用する。しかし、”同盟国”アイケイシアと漆黒の手教団は敵対関係にあるため、教団からのスラル試験体輸入の発覚はなんとしてでも避けなければならない。そこで、アイケイシアの目を教団から逸らす目的で、南方のオーク・ゴブリンを援助してアイケイシア国境での紛争を活性化させる。その目的で雇われたのがリーオッド・ダイ/Reod Daiであり、サリッド繁殖が軌道に乗るまでの数年の内に、オークとゴブリンは同盟を結び、数々の新兵器と軍事訓練によって必要以上に強力な軍隊へと変わっていった。

サリッド繁殖に成功したエルフたちは、リーオッドを解雇し、”同盟国”アイケイシアへの食料(サリッド)輸出を開始する。一方、リーオッドの手を離れたオーク・ゴブリン軍団は、アイケイシアからクリムゾン・ピークスのドワーフ都市国家群へと転進、略奪部隊ドワーフ/Dwarfの集落を廃墟に変えていった。

そのころリーオッドはヘイヴンウッドを訪れる。上座ドルイドのKolevi(コールヴィ)Lalani(ララニィ)に、無秩序なオーク・ゴブリンの進撃に対するエルフの責任を説き、再びオーク・ゴブリン軍を制御下に置くための資金提供を訴えるものの却下され、逆に拘束されてしまう。 その夜、リーオッドは砦の各所に仕掛けておいたドラゴンの卵を孵化させ、誕生したチビ・ドラゴン/Dragon Whelpたちを爆発させると、火事で混乱した砦を脱走する。折りしも、森のサリッド畑では、自我に目覚めたサリッドたちがエルフへ蜂起を開始。戦乱とは無関係だったヘイヴンウッドの平和がついに破られた。

高き幹の会議場のエルフ評議会は、思考能力を獲得したサリッドの危険性を計りかねていた。そこで王はサリッドの実態調査に斥候の達人Loren(ロレン)が派遣するが、彼を政敵とみなすセロン教のドルイド、Morgan(モーガン)は調査中のロレンを謀殺。これを契機にエルフ間の政治上の溝は広がり、サリッドへの対処が遅れてしまう。

主にサリッドとの戦いによって、サーペイディアの他国と同じく、ヘイヴンウッドの文明も崩壊してしまった。後に残るは戦いの傷跡のみ……。

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