ウルグローサ/Ulgrotha

提供:MTG Wiki

1970年1月1日 (木) 09:00時点における (トーク)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

目次

ウルグローサ/Ulgrotha

ホームランドの舞台として設定された、ドミニア/Dominiaに存在する次元の1つ。

ウルグローサは球形の惑星型の次元であり、その球体の表面には広大な海と複数の陸地がある。 アイゼン/AysenDark Barony(闇の男爵領)Koskun Mountains(コスカン山脈)The Great Wood(大森林)が集中している本土(mainland)、その周囲の海にはFloating Isle(浮遊島)などの島々があり、水平線の向こうにはマナの枯渇したDead Zone(死滅地帯)が広がっている。 アメコミの地図には、本土と周辺海域、島々が(完全にではないが)描かれているものの、Castle Sengir(センギア城)を除いて、詳細な地理的位置関係は記されていない。

  • フェロッズ/Ferozは魔法戦争を生き延びた唯一の”小さな島のオアシス(small island oasis)”に辿り着いたとされ、これは本土を意味している。しかし、本土の具体的な広さは言及されていないとはいえ、複数の種族が大小の共同体を築いて共存していることや地図に描かれた様子から察するに、”小さな島”とは暗喩表現と思われる。

「Ulgrotha」とは「garden(楽園)」を意味する言葉。 住人はこの世界を親しみを込めて「Home」あるいは「ホームランド/Homelands」と呼ぶ。どちらも共に「故郷、故国」の意である。

ウルグローサは過去の破滅的な大戦争と、戦争を終結させたApocalypse Chime(終末の鐘)の音による大破壊の影響で、死滅地帯が存在するなどマナの状態が不安定となった次元である。大破壊以後は、しょっちゅう暴風が吹き荒れ、天候の変化や季節の巡りも正常でなくなるなど気象は安定せず、”オアシス”とも呼ばれる本土を除き、次元全体に不毛の大地が広がっている。これは終末の鐘によって広げられた世界の裂け目(Rift)から絶えずマナが流出していることが主たる原因。 フェロッズの封印/Feroz's Banはマナ流出を抑え世界に再びマナを蓄積させたが、製作者の死後その力は失われていった。 AR46世紀のドミナリア/Dominariaにおいて全ての裂け目が修復されたことから、ウルグローサの裂け目も消失し、マナの安定性も正常な状態に回復するものと思われる。

この次元の住人の大半は、大戦争の生存者や別の次元から召喚されたり、ポータルを通って訪れたりした者の末裔である。 支配的な種族は、人間(アイゼン、アン=ハヴァ/An-Havva、闇の男爵領)、吸血鬼(闇の男爵領)、海と陸のドワーフ、コスカンのゴブリンオークミノタウルス、大森林のフェアリー

  • セラ/Serraの居住次元という共通点から、セラの世界/Serra's Realmと混同されることがまれにある。この取り違えは日本のファンに限らず海外でも見られる。

ホームランド(カードセット)のストーリー概要

プレインズウォーカー同士の戦争で荒れ果てたこの次元に辿り着いた放浪者、フェロッズは世界の守護者となり、愛する女性セラと力を合わせて、生命とマナに溢れた楽園へと再生していく。ところがフェロッズが急逝し、生きる希望を失ったセラも姿を隠してしまった。ウルグローサを侵略者から守る魔法の障壁、フェロッズの封印の力は次第に失われ、世界の平和が揺らぎ始めた…。


国・地名

重要人物

プレインズウォーカー

ホームランドの守護者。

フェロッズの妻。アイゼン国の女神。

終末の鐘の所有者。世界の破壊者。

フェロッズの弟子。アナーバ族。

侵略者。

各勢力の代表者(ホームランド・エキスパンション時点)

の勢力の代表者。Aysen Abbey(アイゼン修道院)の修道院長。

の勢力の代表者。Wizards' School(魔術学院)の碩学魔術師。

の勢力の代表者。センギア/Sengir一族の長。

の勢力の代表者。Koskun Keep(コスカン砦)のゴブリン王。

の勢力の代表者。The Great Wood(大森林)の化身。

訳語

「Ulgrotha」はカード名フレイバー・テキストには登場せず、カード上で和訳されたことはない。 ただし、「Homelands」の形では、第5版フェロッズの封印/Feroz's Banのフレイバー・テキスト上で「ホームランド」と翻訳されている。 「ウルグローサ」の他にも「ユルグローサ」、「アルグローサ」などの私家訳も存在する。


参考

QR Code.gif