荒廃の下僕/Minion of the Wastes
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クリーチャー — ミニオン(Minion)
トランプル
荒廃の下僕が戦場に出るに際し、望む総量のライフを支払う。
荒廃の下僕のパワーとタフネスはそれぞれ、それが戦場に出るに際し支払われたライフの点数に等しい。
Nameless Raceの系譜を受け継ぐクリーチャー。唱える際に追加コストとして支払うライフがそのままP/Tになる。
スーサイド的だが強大な破壊力、加えてトランプルでの突破力を併せ持つ。弱点としては、トリプルシンボルの6マナとこれ自身が重いことが挙げられる。
リアニメイトでもライフを支払えることから、ミニオンシュートと呼ばれる1ターンキル級コンボも生み出された(詳細は該当ページを参照)。裁定やオラクルの変更でこのコンボが不可能だった時期もあったが、現在は利用可能である。
- この種の効果は憎悪/Hatredやファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processorなどに受け継がれている。
- コーリスの子/Children of Korlisと組み合わせると失ったライフを取り戻せる。
オラクルの変遷
ライフの支払いを行う能力は、印刷時では「荒廃の下僕をプレイするとき、好きな値のライフを支払う。」であった。
1998年2月頃に「未定義の特性を持つカードが戦場に出るとき、その決定に要する処理を行う必要がある」という裁定が出され、唱える以外の方法でもライフを支払ってP/Tを決めることができた。1999年5月頃のオラクル更新で、能力は「荒廃の下僕が戦場に出るに際し、好きな点数のライフを支払う」に変更され、裁定がテキストにも反映される形となっていた。
その後、印刷時のルール文章は現行のルールで正常に機能することから、2010年4月のオラクル更新で、能力は「荒廃の下僕を唱えるための追加コストとして、望む総量のライフを支払う。 」と印刷時の挙動に戻された。なお、当時のルール・マネージャーはMark Gottliebである。
さらにその後、現ルール・マネージャーのMatt Tabakはドラゴンプラズマ/Dracoplasmに出された裁定(上記の1998年2月頃の裁定と同じ)を見出し、ドラゴンプラズマ/Dracoplasmの現在のルール文章に合わせるため、2012年1月のオラクル更新で、能力は再び「荒廃の下僕が戦場に出るに際し、好きな点数のライフを支払う」に変更された。