滅殺
提供:MTG Wiki
滅殺/Annihilator | |
---|---|
種別 | 誘発型能力 |
登場セット | エルドラージ覚醒 統率者マスターズ統率者デッキ 指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキ モダンホライゾン3 モダンホライゾン3統率者デッキ |
CR | CR:702.86 |
滅殺(めっさつ)/Annihilatorは、キーワード能力の1つ。この能力を持つクリーチャーが攻撃したときに誘発する誘発型能力である。
Ulamog's Crusher / ウラモグの破壊者 (8)
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
滅殺2(このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーはパーマネントを2つ生け贄に捧げる。)
各戦闘で、ウラモグの破壊者は可能なら攻撃する。
Eldrazi Conscription / エルドラージの徴兵 (8)
同族 エンチャント — エルドラージ(Eldrazi) オーラ(Aura)
同族 エンチャント — エルドラージ(Eldrazi) オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+10/+10の修整を受けるとともに、トランプルと滅殺2を持つ。(このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーはパーマネントを2つ生け贄に捧げる。)
定義
滅殺 N/Annihilator Nは「このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーはパーマネントをN個生け贄に捧げる。」を意味する。
解説
エルドラージ/Eldraziが破滅的な存在であることを表したメカニズム。
エルドラージ覚醒ではすべてのエルドラージが持っている。また滅殺を与えるカードとしてエルドラージの徴兵/Eldrazi Conscriptionがある。指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキでは初めてエルドラージとは関係ないNazgûl Battle-Maceが登場した。モダンホライゾン3でもエルドラージが持つ他、モダンホライゾン3統率者デッキでは落とし子と末裔に滅殺を与える隆起する災い魔、アズラスク/Azlask, the Swelling Scourgeが登場した。
ルール
- クリーチャーが複数の滅殺を持っている場合、それらは個別に誘発する。
- 滅殺が誘発し解決するのは攻撃クリーチャー指定ステップである。そのため、これにより生け贄に捧げたクリーチャーでブロックすることはできない。
- プレインズウォーカーやバトルに攻撃した場合も誘発する。
- 滅殺により攻撃目標のパーマネントが生け贄に捧げられても、依然として攻撃したクリーチャーはそれを攻撃したままである。
その他
- エルドラージ覚醒から9年半前のインベイジョンには滅殺/Annihilateという名前のカードがある。lateとlatorで違うので注意。また、読み方にも注意(滅殺/Annihilateのページおよび変な読み方を参照)。
- AnnihilateではなくAnnihilatorであるため、「滅殺」ではなく「滅殺者」と訳したほうが正しいかもしれない。
- 市場調査部によると、滅殺に相対する立場からすると非常に不愉快なシステムであるとされた。使われるとほぼ確実に負けるうえに、実際にゲームが終わるまで時間がかかり、その間逆転の機会がほとんど無いという問題点が指摘されている。巨大クリーチャーにしかつけられないデザインの狭さや、調整の難しさも問題視されており、そのため戦乱のゼンディカー・ブロックには滅殺そのものを持つカードは収録されていない[1][2]。
- しかし例外的に、滅殺に相当する能力を持つバーラ・ゲドを滅ぼすもの/Bane of Bala Gedが収録されている。
- 「攻撃を誘発条件にして除去を行う」ようなクリーチャーは大昔から存在している。ただしそれらの多くは例えば煮沸するサラマンダー/Scalding Salamanderのような火力型すなわち対クリーチャー限定だったり、例えばアージェンタムの鎧/Argentum Armorのように1攻撃で1パーマネント限定だったりと範囲が限られている。
- 言ってみれば、滅殺は土地を含めて複数のパーマネントを除去していくため、通ってしまうと立て直しが効かなすぎるというのが問題なのだろう。
脚注
- ↑ Preparing for Battle, Part 1/戦乱に向けて その1(Making Magic 2015年9月7日)
- ↑ Storm Scale: Zendikar and Battle for Zendikar/ストーム値:『ゼンディカー』『戦乱のゼンディカー』ブロック(Making Magic 2016年11月21日)
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール