仮初めの時間/Borrowed Time
提供:MTG Wiki
Borrowed Time / 仮初めの時間 (2)(白)
エンチャント
エンチャント
仮初めの時間が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールしていて土地でないパーマネント1つを対象とする。仮初めの時間が戦場を離れるまで、それを追放する。
リミテッドでは白の除去にややクセが強いものが多い中、アンコモンとはいえ素直な性能をしており使いやすい一枚。ただし聖戦士の奇襲兵/Cathar Commandoという強力なエンチャント対策クリーチャーがコモンにいるので、白系デッキと戦うときは完全除去に持ち込める蝋燭罠/Candletrapの方が優れている場面もある。
登場時のスタンダードではスカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparitionや運命的不在/Fateful Absenceなどと競合するものの、エンチャントを参照するデッキでは充分採用できる。
- カード名の「borrowed time」は「天から与えられた時間」を意味する成句。例えば「live on borrowed time」で「大病などを奇跡的に生き延びて余分の人生を過ごしている」の意。日本語訳の「仮初めの」は「一時的な、その場限りの、間に合わせの」といった意味で、かなりの意訳と言える。
ストーリー
トヴォラー/Tovolar率いる何百もの人狼/Werewolfの群れが、収穫祭/The Harvesttide festivalを襲撃した。テフェリー/Teferiが時間魔法の波を放つと(イラスト)、アーリン/Arlinnはこの「与えられた時間」を無駄にはできないと悟り、戦場へと駆けた。人狼の攻撃はまるで走馬灯のように数秒の停止を繰り返す途切れ途切れのものとなり、その貴重な時間のおかげで聖戦士/Catharたちは死を免れた。だがその強大な魔法をもってしても、太陽を永遠に留めておくことは叶わなかった[1]。
テフェリーは平然と戦場に踏み込んだ。すると突如、太陽は宙に留まり、人狼の唸りもその口から動かなくなった。
脚注
- ↑ Episode 4: Harvesttide/メインストーリー第4話:収穫祭(Magic Story 2021年9月22日 K. Arsenault Rivera著)