強要/Coercion
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カード・タイプを問わず捨てさせるカードをコントローラーが選べる数少ない呪文。テンペストや第6版再録の際は呆然/Stuporの陰に隠れてしまったが、数々の手札破壊呪文の中で現在は基本の位置におさまっている。
しかしながら、「何でも捨てさせられる」と言うと聞こえはいいが、実際には土地カードを捨てさせるためにこれを使うことはまずない。土地カードを捨てさせることができる手札破壊はバランスが難しく、軽すぎるとHymn to Tourachの二の舞になってしまうので重くせざるを得ないが、重かったら土地カードを捨てさせる意味がなくなる。軽くても侵食/Encroachのように土地カードを捨てさせることに特化しても使いづらすぎる。つまるところ、強迫/Duressが強かった理由の全くの裏返しなのである。
このように、「単発」の手札破壊の質としては微妙なラインなので、残念ながらあまり出番はないのが現状であるが、「こちらが選んで捨てる」タイプの手札破壊呪文のマナ・コスト的基準となっていることは確かである。
- 構築で使えないほど弱いかというとそうでもなく、「(捨てる手札の)量より質」「相手の手札が確認できる」点を買われてプロスブルーム対策や青黒コントロールなどでは呆然を押しのけて採用されたこともある。→ブードゥー
- テンペスト・ブロックのリミテッドでは有用性が高い。 同ブロックのバイバックに直接干渉できるカードは非常に少なかったのである。
参考
- 手札破壊カード
- カード個別評価:テンペスト - コモン
- カード個別評価:ビジョンズ - コモン
- カード個別評価:第9版 - コモン
- カード個別評価:第8版 - コモン
- カード個別評価:第6版 - コモン
- カード個別評価:スターター - アンコモン
- カード個別評価:ポータル三国志 - アンコモン
- カード個別評価:ポータル・セカンドエイジ - アンコモン