厚皮のゴブリン/Thick-Skinned Goblin
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エコーを踏み倒す事ができるゴブリン。2マナ2/1と悪くないサイズに加え赤の除去に耐性(プロテクション)があるので、いろいろと使い出がある。
通常のエコー・コストの代わりに、0マナを支払いに充てることができる。エコー・コストの支払い自体が無くなるわけではないので、エコーを支払わない選択も可能であり、また、(0マナでなく)本来のエコー・コストを支払うことも適正である。
同じ時のらせんブロックに含まれるエコー持ちは大部分が赤のカードのため、色が合わなくて困るという事はほとんど無いだろう。
開発秘話
時のらせんの多くのカード同様に過去のカードをリスペクトしており、これはクークズの番人/Keeper of Kookusをもとにデザインされている。
Thick Skinによると、起動型能力のプロテクション(赤)というメカニズムに限らず、イラストやフレイバー・テキストも強く意識したデザインとなっている。「Thick-Skinned」というカード名自体がクークズの番人のフレイバー・テキストからの引用である(ただし、当時の日本語版では「神経の図太い」と翻訳)。
ストーリー
厚皮のゴブリン/Thick-Skinned GoblinはAR46世紀のゴブリン。厚皮という名の通り、火に強い性質を持たされているが、全身生傷だらけな上に、酸の嵐が吹き荒れる時代性を反映して鼻や唇などの柔らかい組織は既に失われている(イラスト)。部族の宝物を管理するシャーマンであり、その宝の中には「怒れるペットや呪われた火難のランプ」などが含まれている。
過去の時代のクークズの番人/Keeper of Kookusとは炎への耐性のほか、眉毛の形、歯をむき出しにした笑い顔、手に持った鉄の棒、手袋とブーツなど非常によく似ている。その上、宝の「ペットやランプ」はクークズ/Kookusを指しているとも取れる。(→#開発秘話、クークズの番人/Keeper of Kookus#ストーリー参照)