地獄界の夢/Underworld Dreams
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第8版以降基本セットに再録されている、レジェンドでも有数の凶悪カード。ドローを繰り返すデッキに対して大きな圧力をかけることができる。
ドローをしないデッキはほとんど存在しないため、普通に置くだけでも十分強いが、権謀術数/Wheel and Dealや真実を捻じ曲げるもの、逝斬/Seizan, Perverter of Truthと組み合わせると、相手の顔色を真っ青にできる凶悪コンボが完成する。相手に強制的にドローを強いるカードが増えたおかげで、これをメインに据えたドリームボックスコンボがかなり強化されている。
はるか昔1994年8月1日、ヴィンテージで制限カード、Type1.5で禁止カードに指定されるのだが、1999年10月1日にそれぞれ解除され、今では普通に使うことができる。その上、上記の通り基本セットにまで入ってしまい、さらにはテーマデッキ入りまで果たすという遍歴を持つこととなった。テーマデッキ入りが仇となったか、シングルカードの値段が暴落した。
- 対象は取っていないので象牙の仮面/Ivory Maskなどで防ぐことはできない。
- ミラージュのルールブックに登場したため、日本語版から入ったプレイヤーにも知名度の高いカードであった。
- 与えるダメージは1枚引くたびに1つスタックに乗る。たとえば4枚ドローさせた場合でも、4ダメージではなく1ダメージが4つスタックに乗る。そのため物語の円/Story Circleや黒の防御円/Circle of Protection: Blackで取り除かれるダメージは1マナにつき1つだけとなるなので、プレイの際は少しだけ注意した方がいいかも。
- 海外で行われた双頭巨人戦トーナメントのプロモーション・カードにもなっている。
- 長らくType1(ヴィンテージ)にて制限カードであり、レジェンド出身のカードであったためにワールド・エンチャントであると思われがちだが、実は普通のエンチャントである。その為複数張ることも可能。2枚も張ったらコンボ要素が無くても対戦相手には致命的である。トリプルシンボルなのが救いか。
- フレイバー・テキスト(LEG~9ED)は、ノーベル文学賞を受賞したインドの詩聖・タゴールの詩の一節が引用されている。
眠気を誘うような思考の洞窟の暗い奥で、夢は日中の様々なものが落としていった欠片から巣をつくるのだ。
― ラビンドラナート・タゴール
- コンフラックスにて条件付ではあるが内蔵クリーチャーであるケデレクトの寄生魔/Kederekt Parasiteもいる。
参考
- カード個別評価:レジェンド - アンコモン1
- カード個別評価:第10版 - レア
- カード個別評価:第9版 - レア
- カード個別評価:第8版 - レア