アングルード
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アングルード/Ungluedは、公式のジョーク・エキスパンション。
基本土地カードでもトークンカードでもないカードは、どのフォーマットでも使用できない。ただし、マジックのカードであることには変わりないため、このセットにしかないカード名やクリーチャー・タイプ名も「マジックに存在する」として認められていた。今はルール変更により選択は出来ない。
ニワトリの鳴きまねをしたり、韻を踏んでしゃべったり、いきなり服を脱ぎ始めたり、このカードを用いてゲームを行うと普通では見られない光景が見られる……かもしれない。また、カードの効果はおろかデザインやレイアウトまで冗談に溢れており、しかもカードの縁が銀色(銀枠)であるため、一目見ればアングルードのカードは見分けがつくだろう。(もっとも、本家の方でも分割カードや反転カードなんて奇妙なレイアウトのものが登場してしまったのだが。)
実際プレイしたことがある人によると、案外このセット内でのカードバランスは取れているそうだ。
特有の種族としてはクラムフォーク、メカニズムとしては「カードを破る」ことをコストに要求するものや「ダイスを振る」ものがあった。しかし、いずれも不評に終わっている。
- アングルードにはOracleが存在しないので、当時のテキストから訂正されていない。当時とテンプレートが変わってしまっているものも多いため、注意が必要。
- このセットの基本土地カードは、その独特なレイアウトから非常に人気が高い。
- 当初はすぐ後に「アングルード2」を出す予定だったらしいが、中止されてしまった。その後、2004年11月に続編が「アンヒンジド」として登場した。
- これ以降、冗談のような内容のカードが出るたびに「アングルードのようだ」と言われることになる。
- 特にミラディン・ブロックではそのようなカードが多かったといえる。ルール破壊カードがとても多かったためである。精神隷属器/Mindslaverや白金の天使/Platinum Angel。
- 実際に、アングルード2のために用意されていたネタのいくつかが黒枠へ採用されている。→精神隷属器、ゴブリンのゲーム/Goblin Gameなど。
- ある意味、未来予知よりも未来のマジックを見通したカードセットだったのかもしれない。
エキスパンション・シンボルは割れた卵。
パッケージ・イラストはJester's Sombrero。
1998年8月発売。全94種類。