Chicken a la King
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クリーチャー — 鳥(Bird) 貴族(Noble)
6面ダイスで6が出るたび、戦場に出ているすべてのニワトリ(Chicken)の上に+1/+1カウンターを1置く。
あなたがコントロールするアンタップ状態のニワトリ1つをタップする:6面ダイスを1個振る。
Whisperのテキストは最新のオラクルに未対応です。「ニワトリ(Chicken)」は「鳥(Bird)」に読み替えてください
ニワトリの王。鳥のタップ・アウトレットで6面ダイスを振ることができ、ダイスで6が出れば鳥全員が強化される。
実際にやってみると6分の1というのはちょっとキツイが、鳥を増やすほど成功し易くなり当たったときのリターンを大きくできる。金切るときの声/Battle Screechや渡り鳥の経路/Migratory Routeなど鳥トークンを量産できるカードは比較的多いため併用したい。
自身の起動型能力に頼る以外にも、Bureaucracyでダイスを振るアクションを繰り返せば大きなサイズも期待できるかもしれない。Unstableでも6面ダイスを振るカードが多く追加されており印刷された当時から強さは増している。
- このマジックのゲームで振られた6面ダイスの目のみを参照する。(マジックに限定せず)他のゲームで振られた6面ダイスの目は参照しない。
- カード名のChicken a la king(チキン・ア・ラ・キング)とは、鶏肉のクリーム煮のこと。
- 背後の壁には、彼の幼い頃と思しき肖像画が掛かっている。
- フレイバー・テキストは2つの慣用句を使った縁語的表現。“keep his head”は「冷静である、威厳を保つ」の意だが、同時に「頭を(切り落とされないように)守る」とかけている。そして次の“ran around”という表現は“run around like a chicken with its head cut off”(大慌てで走り回る)に引っ掛けているので、「他のニワトリが慌てふためく中で冷静であった」と「他のニワトリが首を切られる中で生き延びた」の両方に読めるようになっている。
- なお、keep his headを用いたダジャレは、同じく首を切り落とされた、アカデミーの頭、ウルザ/Urza, Academy Headmasterでも用いられている。
During the Chicken Revolution, the king managed to keep his head while the others―well, just ran around.
オラクルやルールの変遷
アングルード印刷時には、カード名のとおりにクリーチャー・タイプはニワトリであり、能力で参照するのもすべてニワトリだった。ニワトリはアングルードで初登場したクリーチャー・タイプだったが、クリーチャー・タイプを変更したりトークンを生成するカード等を含めても6枚しか存在せずさらに色はバラバラ。そのため強化もダイスを振る能力もほぼ自分専用であった。
ローウィンに向けてのクリーチャー・タイプ再編(2007年9月サブタイプ変更)により、ニワトリだった黄道の雄鶏/Zodiac Roosterが鳥になり、さらにニワトリというクリーチャー・タイプが総合ルールで規定されたクリーチャー・タイプから外されたために、霧衣の究極体/Mistform Ultimusまでもがニワトリではなくなり、奸謀/Conspiracyでもニワトリを指定できなくなってしまった。とはいえアン・ゲームでそこまで厳格にルールを適用して遊ぶのは無粋かもしれない。
Unsanctionedに再録される際、Mark Rosewaterは他の鳥と同じようにニワトリも鳥に統合するべきだとし、ニワトリは廃止されこのカードは鳥すべての王になった[1]。
その後、イコリア:巨獣の棲処発売に際するオラクル更新により貴族のクリーチャー・タイプが追加された[2]。
参考
- ↑ 『アン』の箱詰め その2(Making Magic 2020年2月17日)
- ↑ Ikoria: Lair of Behemoths Update Bulletin(News 2020年4月10日 Eli Shiffrin著)