群れの裏切り/Pack's Betrayal
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ソーサリー
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それのコントロールを得る。そのクリーチャーをアンタップする。ターン終了時まで、それは速攻を得る。あなたが狼(Wolf)や狼男(Werewolf)をコントロールしているなら、占術2を行う。(あなたのライブラリーの一番上にあるカード2枚を見て、そのうちの望む枚数をあなたのライブラリーの一番下に、残りを一番上に、それぞれ望む順番で置く。)
狼や狼男がいれば占術2ができる反逆の行動/Act of Treasonの上位互換。基本的な使用方法はそちらに準ずる。
イニストラード:真夜中の狩りのリミテッドでは黒に生け贄に捧げるカードが多いことから黒赤で採用が期待できるか。特に踊り食い/Eaten Aliveとは1マナと軽く組み合わせやすい。
登場時のスタンダードでは同じマナ・コストの亜種として裏切りの手枷/Shackles of Treacheryや忠誠の代価/Price of Loyaltyと競合する。いずれの追加効果も非常にニッチだが、狼男デッキが環境に存在していることを考えると、宝物を用いないデッキならこちらにやや分があるか。また、次のイニストラード:真紅の契りでは吸血鬼のセットらしく血・トークンを生成する血の裏切り/Bloody Betrayalが登場した。
- あなたが狼か狼男のコントロールを群れの裏切りによって奪ったのなら、占術を行うことができる。
- 亜種については脅しつけ/Threatenを参照。
ストーリー
イニストラード/Innistradの昼夜の平衡が崩れた原因を調査していたアーリン/Arlinnは、かつて袂を分かった人狼/Werewolfの師、トヴォラー/Tovolarと再会した。彼のもとには多数の人狼が集まって武装し、「狩り」の準備を進めていた。トヴォラーを止めねばならないとアーリンは咄嗟に攻撃したが、彼を庇ったのは、なんとアーリンの群れの狼だった。アーリンの狼たちはトヴォラーが提供する狩りの魅力に抗えず、彼の群れに加わり始めた。アーリンは最後の一匹に皆を託すと、やむなくその場を去った(イラスト)[1]。
アーリンの忠実な群れですら、トヴォラーの招集の遠吠えには耐えがたいものがあった。
脚注
- ↑ Episode 2: The Motives of the Wolf/メインストーリー第2話:狼の真意(Magic Story 2021年9月8日 K. Arsenault Rivera著)