象徴的クリーチャー
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象徴的クリーチャー(Iconic creatures)は、各色を代表するクリーチャー・タイプの一つ。象徴的部族(Iconic tribes)、象徴的種族(Iconic races)などとも呼ばれる。
[編集] 解説
Shivan Dragon / シヴ山のドラゴン (4)(赤)(赤)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行(このクリーチャーは飛行や到達を持たないクリーチャーによってはブロックされない。)
(赤):ターン終了時まで、シヴ山のドラゴンは+1/+0の修整を受ける。
各色に1種類ずつ、その色の理念を体現する、魅力的な「象徴」となっているクリーチャー・タイプが存在する。一覧は以下の通り。
いずれも人智を超越した存在で、大型クリーチャーであることが多い。稀少度は主にレアか神話レア。フレイバー的にそぐわない場合などを除き、各カード・セットに少数収録される。
- 同じ象徴的クリーチャーでも、その登場頻度と枚数には大きく差がある。花形の人気クリーチャーであるドラゴンがダントツ。天使とデーモンが大きく離れてそれに次ぎ、後発組であるスフィンクスとハイドラは登場しないセットも少なくない。
[編集] 各色の変遷
- 白
- リミテッド・エディションの時点でセラの天使/Serra Angelが登場してはいたが、当時はアンコモンであった。しかしセラの天使はマジックの象徴とも言える存在となり、開発部が各色のレアに象徴的クリーチャーを置くようになったとき、白に天使が置かれるのは自然な流れであった。
- 青
- リミテッド・エディションではマハモティ・ジン/Mahamoti Djinnのジンがこの地位にあったが、ジンは様々な次元/Planeに登場させるには問題があった。リバイアサンや海蛇もレアの大型クリーチャーとして使われることがあったが、これらは知性に欠け、青の理念を体現する存在とは言えなかった。ラヴニカ・ブロック以降、知性的な大型フライヤーにできるクリーチャー・タイプとして、スフィンクスが青の象徴的クリーチャーの地位を占めるようになった。
- 黒
- リミテッド・エディションの時点で奈落の王/Lord of the Pit(とDemonic Hordes)が登場してはいたが、宗教的な理由からデーモン自体が収録されない時期もあった。また吸血鬼もレアの大型クリーチャーとして使われることがあったが、基本セット2010から吸血鬼は黒の特徴的クリーチャーに変更され、黒の象徴的クリーチャーはデーモン一本に絞られることとなった。
- 赤
- リミテッド・エディションのシヴ山のドラゴン/Shivan Dragon以来、ドラゴンは赤の象徴的クリーチャーであり続けている。
- 緑
- 初期はワームがこの地位にあったが、プレイヤーの人気を獲得できなかった。ビーストも検討されたが、普遍的な存在すぎて象徴としての明確さに欠けていた。長年の試行錯誤の末、ラヴニカ・ブロックにて当初は赤だったハイドラが緑に移され、基本セット2010から正式にハイドラが緑の象徴的クリーチャーとして扱われるようになった。
[編集] 参考
- Building a Better Monster/よりよい怪物の作り方(Making Magic 2013年11月11日 Mark Rosewater著)
- A Few More Words from R&D/開発部語辞典2016(Making Magic 2016年11月7日 Mark Rosewater著)
- 特徴的クリーチャー
- 用語集