Raging River
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Raging River (赤)(赤)
エンチャント
エンチャント
あなたがコントロールするクリーチャーが1体以上攻撃するたび、各防御プレイヤーは自分がコントロールする飛行を持たないすべてのクリーチャーを「左」の束と「右」の束にわける。その後、あなたがコントロールする各攻撃しているクリーチャーについて「左」か「右」かを選ぶ。そのクリーチャーはこの戦闘で、飛行を持つクリーチャーと選ばれたほうの束のクリーチャーを除いてブロックされない。
ブロック妨害のエンチャント。相手が飛行クリーチャーばかりだとあまり意味がないが、そうでないならば実質的に相手のブロッカーを半減させることができる。少しでも突破してプレイヤーにダメージを入れたい赤としては、かなりうれしい。
- このカードが多数戦場にあることによって生じると考えられるルール上の闇から、これは「エンチャント(ワールド)」に訂正されたこともある。その後再度のルール変更により「エンチャント(場)」に戻る。
- 2002年ごろ?から2006年ごろ?のオラクルでは東/eastと西/westに分けていた(訳語は『マジック:ザ・ギャザリング完全カード辞典』より)。山分けカードの登場後は束を使わない文章になったこともある[1]。
- フレーバー的には「地の利を生かした、相手戦力の分断」ともいえる立派な戦術で、「無計画な赤」らしくはない。その意味で、これを赤らしくアレンジしたのがゴブリン・ウォー・ドラム/Goblin War Drumsといえるだろう。性格は大きく異なるが、戦術ではなく狂気の突撃でブロックさせづらくするわけだ。
- 戦闘を分断するというアイディアはこの後もたびたび試されている。シャドーはこれをクリーチャーのキーワード能力へ落とし込んだ形と言えるし、直系のリメイクとして立つか転ぶか/Stand or Fallがある。銀枠の俺の屍を越えて/Over My Dead Bodiesは戦場の戦闘に加えて墓地の戦闘を存在させる。テーロス還魂記でも彼岸/stygianというメカニズムが試されたが、没になった[2]。
参考
- ↑ October Rulings and Errata(Daily MTG 2002年10月18日)
- ↑ 死の扉にて その1(Making Magic 2020年1月2日)