Quinton Hoover
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Quinton Hoover(クイントン・フーヴァー)は、マジックのカードのアーティストの1人。
1964年、コロラド州のフルイタ(Fruita)に生まれる。
リミテッド・エディションから参加しているフリーランス・アーティストであるが、おそらく彼が存在感を一気に現したのはレジェンド~ザ・ダークの頃であろう。主線を大事にしたタッチは時には大胆な描き込みとなり、時には織り上げるように繊細に対象物を描き上げる。その線の美に魅了されたファンが多い。 (そう考えると、ボール・ライトニング/Ball Lightning(イラスト)は異端児的な存在で意欲作であろう)アート・ディレクターであったJesper Myrforsに「アール・ヌーヴォー的」と評された彼の絵だが、ミュシャだけでなくさまざまな絵画・コミックから影響を受けたという。
主な代表作はVesuvan Doppelganger(イラスト)、Headless Horseman(イラスト)、Pixie Queen(イラスト)、大天使/Archangel(ポータル/第6版/スターター)(イラスト)、Ivory Gargoyle(イラスト)など。 (本人はDoppelgangerよりも再生/Regeneration(~第6版)(イラスト)なんかの方が出来が良かったと語っている(参考:「Quinton Hoover、子煩悩な父」(訳:相良 守人))。
- Proposalでも有名な人物。Richard Garfieldの意向によりイラストは公開されておらず、また本人に与えられたものも紛失したそうだ。(盗難にあったとされている)
時のらせんの「リバイバル」テーマと共に復帰を果たした一人である。アンヒンジドのEmcee(イラスト)ではゲスト的な参加に留まったのだが、インベイジョン以来、実に6年ぶりにマジック本編の舞台に舞い戻ってきたのである。しかも実に14年ぶりにお目見えになる新生のドッペルゲンガー(⇒ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter(イラスト))をひっさげての登場だ。(→参考)
2013年4月20日、49歳の若さで亡くなった。
手がけた有名なカード
- 神の怒り/Wrath of God(イラスト)
- トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach(イラスト)
- クロヴの吸血鬼/Krovikan Vampire(イラスト)
- ミューズの囁き/Whispers of the Muse(イラスト)
- "Ach! Hans, Run!"(イラスト)