ハーフデッキ

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ハーフデッキとは、

  1. 通常の半分の枚数で構築されたデッキのこと(Half Deck)。MTGの場合、60枚で構築される通常のデッキに対して、その半分である30枚で構築すればハーフデッキと呼ぶことができる。
  2. 1.を封入した商品名や、それを使用した遊び方のこと。MTGにおいてもハウスルール等により、半分の枚数で構築したデッキで対戦する場合がある。
  3. 販売店舗や団体に配布される、ティーチング用に構築された30枚の構築済みデッキ(Sample Decks)のこと。本項で解説する。

一般的なTCGでは、専ら1.や2.の意味で使用される。

目次

解説

ハーフデッキ/Sample decksとは、新しい基本セットが出るごとに毎年作成されていた、配布用の構築済みデッキの呼称。カードショップやティーチングキャラバンといった様々なイベントやキャンペーンで、主に入門者を対象として無料で配布されている。構築済みデッキの一種ではあるものの、一般的な販売ルートに乗ることのない非売品である。「ハーフデッキ」は国内での呼び名であり、海外では"Sample Decks"と呼ばれている。(→『基本セット2015』 ハーフデッキ/Magic 2015 Sample Decks参照)

30枚の構築済みデッキと、マジックのルールやゲームの進め方について簡単に説明したリーフレットが封入されている。

基本セットごとに各色1つずつ、計5種の単色デッキが存在する。色ごとの特徴や役割を学習するのに向いており、2つのハーフデッキを組み合わせて1つの60枚デッキとして使用する遊び方もできる。それをベースにしてデッキを強化していくのにも適している。

基本セットが廃止された後、ウェルカム・デッキ/Welcome Deckに名称変更して引き続き登場。

  • パッケージ・イラストは、その基本セットにおける、各を象徴するプレインズウォーカーのイラストが使用されている。
  • 基本セット2011版、基本セット2012版には、各色2つずつ、計10種のデッキが存在する。(→Photo Blog: M11最速お披露目!ハーフデッキの秘密
  • 基本セット2014版までは該当セットのカードに加え、直近のブロックのカードも併せて封入されていた。
  • 基本セット2015版、マジック・オリジン版では、ハーフデッキおよびデッキビルダーセットにのみ封入される「番外カード」が存在する。詳しくは該当ページを参照。
  • ウェルカム・デッキでは、直近のセットと1~2つ前のブロックのカードに加え、直近のセットの番外カードと相当する「ウェルカム・デッキ限定カード」が存在する。これらのカードは独自のエキスパンション・シンボルを持っており、直近のセットを使用できるスタンダードで使用することが可能。
  • その当時のスタンダードフォーマットで使用可能なカードで構築されているが、あくまで入門用デッキであり競技マジックに堪えうる構築はされていない。特にレアカードが封入される場合は「初心者でないプレイヤーがデッキを独占しないように」という配慮により、魅力的だがトーナメントの中心にはならないカードが選ばれている。

ハーフデッキ一覧

ウェルカム・デッキ

ウェルカム・デッキ2016版

イニストラードを覆う影戦乱のゼンディカー・ブロックのカードが採用されている。アンコモン4枚、レア1枚。(ウェルカム・デッキ限定カード一覧)、略号はW16

基本セット

マジック・オリジン

マジック・オリジン収録カードのみで構築されている。アンコモン4枚、レア1枚。(番外カード一覧

基本セット2015

基本セット2015収録カードのみで構築されている。アンコモン4枚、レア1枚。(番外カード一覧

基本セット2014

基本セット2014のカードに加え、ラヴニカへの回帰ブロックのカードが採用されている。アンコモン4枚。

基本セット2013

基本セット2013のカードに加え、イニストラード・ブロックのカードが採用されている。アンコモン3枚。

基本セット2012

基本セット2012のカードに加え、ミラディンの傷跡ブロックのカードが採用されている。アンコモン4枚。

基本セット2011

基本セット2011のカードに加え、ゼンディカー・ブロックのカードが採用されている。アンコモン4枚。


関連リンク

参考

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