消失
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消失/Vanishing
クリーチャー — ビースト(Beast)
被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
消失4(このクリーチャーは時間(time)カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、その上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
潮歩きは、あなたがコントロールする島(Island)1つにつき1個の時間(time)カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
消失(あなたのアップキープの開始時に、このクリーチャーの上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
潮歩きのパワーとタフネスはそれぞれ、その上に置かれている時間カウンターの数に等しい。
時のらせんブロックの次元の混乱で登場したキーワード能力。パーマネントの能力の1つ。 消失N/Vanishing N で表される。
消失Nは次の能力3つを意味する。
- その上に時間カウンターが N 個置かれた状態で場に出る(常在型能力)
- あなたのアップキープの開始時に時間カウンターを1個取り除く(誘発型能力)
- このパーマネントの上から最後の時間カウンターが取り除かれたとき、このパーマネントを生け贄に捧げる(誘発型能力)
なお、Nが記述されていないものもある(次元の混乱現在、1枚のみ)。 それは単に「消失」の能力によって時間カウンターを置かれることなく場に出るだけであり、それ以外は消失Nと全く同じである。
既存のキーワード能力である消散と同様、このキーワード能力を持つパーマネントには寿命が存在するということになる。 「時間カウンターを取り除けないときに生け贄」ではないので注意。
- 消散同様、時間カウンターがあるにもかかわらず、生け贄に捧げるという選択をすることはできない。
通常の場合には消失Nと消散[N-1]は同じ効果となるが、相違点もいくつかあり、
- 消失では待機と同じく時間カウンターが使われているので、ジョイラの時虫/Jhoira's Timebugのような時間カウンターを操作できるカードを、どちらの操作にも使うことができる。
- 倍増の季節/Doubling Seasonをコントロールしているときに出た場合、消失のほうが1ターン長く場に残る。
- 何らかの方法で消散持ちの消散カウンターをすべて取り除いても、それが生け贄に捧げられるのは次のアップキープだが、消失持ちの時間カウンターをすべて取り除いた場合、直ちに生け贄に捧げる能力が誘発する。
- 生け贄に捧げられる能力を打ち消すと、消散の場合は次のアップキープに消散カウンターを取り除けないので、再び生け贄に捧げる能力が誘発するが、消失の場合にはそれ以上時間カウンターを取り除かれることがないので、生け贄に捧げる能力は二度と誘発しない。もちろんそれぞれのカウンターが改めて置かれた場合にはこの限りではない。
というのが代表的な所。
こうなると既に時間カウンターが1個もない状態になるため、消失による生け贄が起こることなく場に残り続けることができる。
- 消失を持つカードの多くには、赤いプラズマのようなものに侵食されつつあるクリーチャーが描かれている。
完全に侵食されたときに生け贄に捧げる、というイメージ。
- 同名の消失/Vanishingというカードが存在するが、この能力との関係はない。
消失の流れ
- アップキープの開始時に時間カウンターを取り除くが、取り除けるか
Yes 時間カウンターを1個取り除く No 何もしない
- 時間カウンターが取り除かれたとき、それは最後の1個であったか
Yes 生け贄に捧げる No 何もしない
参考
総合ルール
引用:総合ルール 20231117.0
- 5 ターンの構造