永久の優雅/Abiding Grace
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エンチャント
あなたの終了ステップの開始時に、以下から1つを選ぶ。
・あなたは1点のライフを得る。
・あなたの墓地からマナ総量が1のクリーチャー・カード1枚を対象とする。それを戦場に戻す。
終了ステップごとに1点回復か1マナのクリーチャーをリアニメイトするエンチャント。
能力としては再誕の宣言/Proclamation of Rebirthの予見に近い。カード・タイプや誘発するタイミングの違い、爆発力の有無など違いはあるが、こちらは一度設置してしまえば後はタダで毎ターンリアニメイトできるのが最も大きな差別点だろう。あちらと同様、自身を生け贄に捧げることで使用するシステムクリーチャーと相性が良い。またシンプルに1マナの有力なクリーチャーを再利用する目的で使用してもいいだろう。
もう一つのライフゲインのモードも選べるが、アジャニのマントラ/Ajani's Mantra相当なので流石にこちらの用途で採用することはないだろう。戦場に戻すクリーチャーがいないときのおまけのような能力だが、このカードの能力自体は終了ステップに必ず誘発し、墓地に適切な対象となるクリーチャーがいなければライフゲインしなければならないので誘発忘れには気を付けたい。この能力がある影響で強力な1マナクリーチャーである死の影/Death's Shadowとディスシナジーするのは少々残念か。
モダンにおいて軽量パーマネントを再利用するだけなら夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denと役割が大きく被ってしまうのが難点。相棒として指定できる上、再利用できる範囲もそちらの方が広い。こちらは非伝説パーマネントであり複数枚貼れること、再利用にマナがかからず色拘束が薄いこと、エンチャントゆえに除去されにくいことなどでどうにか差別化を図りたい。実際、こちらは砂の殉教者/Martyr of Sandsやセラの高位僧/Serra Ascendantを何度でも蘇らせることができ、ライフゲインのモードでアジャニの群れ仲間/Ajani's Pridemateも成長できるため、ソウルシスターズに採用されている。
- フレイバー・テキストには万物の歌/Song of Allの一節が記されている。
「息詰まる闇に向け、セラは一言『希望』と言った。」― 「万物の歌」、詩編二