Mark Poole
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マーク・プール(Mark Poole)は、マジックのイラストレーターの1人。サウスカロライナ大学美術学科卒。アルバムのカバーイラストなどを担当して後にマジックに携わる。
初代島/Islandをはじめ、マジック最古のエキスパンションであるアルファから参加し、数多くのカードのイラストを手がけた。テンペストを最後に姿を消していたが、アンヒンジドのFraction Jackson、Laughing Hyenaを経てラヴニカ:ギルドの都の急使の鷹/Courier Hawk、火花魔道士の弟子/Sparkmage Apprenticeで復活を果たした。リバイバルがテーマの時のらせんにも参戦、筆を振るう。
彼方からの雄叫び/Howl from Beyond、極楽鳥/Birds of Paradise、対抗呪文/Counterspell、Ancestral Recallなど過去にマジックを代表していたカードを多く手がけている。畏怖/Fear(〜第4版)、対抗呪文などに見られる彫りが濃く顔の細長い人物や、田園や草むらの風景、甲冑に身を包んだ騎士をモチーフにした絵などが印象に残る。極楽鳥などは第8版やラヴニカに収録されている新イラストよりも第6版までに使われていた彼のイラストの方が人気があるようだ。
彼の絵にまつわる裏話と言えば、やはり、この極楽鳥と元絵のはずだったTropical Islandの問題だろう(詳しくは極楽鳥の項を参照)。彼はこれによりデュアルランドにクレジットを載せる機会を不意にしたが、長く名の伝わるカードに名を残し、結果的にその知名度を高めたといえる。また、1996年4月号のDuelist誌エイプリル・フール記事で「島が禁止になる」という嘘の話題と一緒に登場した、アラビアンナイトのエキスパンション・シンボル付き「Islands」の絵を気合い入れて描き下ろししたというノリのいい話もある(そうでなくとも、彼の描くアルファ版島は秀麗で、同じアルファからの対抗呪文と共に、青使いに親しまれてきていたが)。
- 多才な芸術家である彼は(アルバムなども出している)プロのベーシストでもある。Albionというプログレ・バンドのメンバーとレコーディングをしているそうで、その経歴はなんと15年になるという。