火炎破/Fireblast
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Fireblast / 火炎破 (4)(赤)(赤)
インスタント
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あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、山(Mountain)を2つ生け贄に捧げることを選んでもよい。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。火炎破はそれに4点のダメージを与える。
ピッチスペルで撃てる特殊の火力にして、赤における稲妻/Lightning Boltと並ぶ最強クラスの火力呪文。
通常なら4点で6マナのコストなど割に合わないが、ピッチスペルによって0マナに近いコストで撃つことができる。そのため、バーンデッキやスライデッキでは4枚積みされるという事もよくある。
このカードがスタンダードで使えた当時は、バーンデッキやスライデッキが黄金期とも言えるほど、隆盛を誇った。特に当時のバーンデッキとの対戦では、相手側は常に心臓が止まるくらいの緊張感が味わえる。何しろ稲妻/Lightning Bolt2枚と組み合わせると、たった2枚の山/Mountainから10点ものダメージを一気に与えることができるからだ。その凄まじい攻撃力に、赤相手において「ライフが10点以下なら射程圏内」という売り文句が生まれるほど。また赤において、マナ・アーティファクトよりも山が重宝される理由に、このカードも1つの大きな要因として絡んでいる。当時はこれが入っていない赤単デッキは無いと考えても良いくらいだった。
欠点は山2枚というピッチコストそのもので、バーンデッキやスライデッキにおいては土地配分の関係上、良くて2発撃つのが限度。そして軽減されたり打ち消しされたりするなど撃ち所を間違えると、山がなくなり何もできないままに負けてしまうこともあるので気をつけなければならない。
現在、エターナル環境においてバーンデッキやスライデッキの切り札として活躍している。
- バーンデッキではラースの灼熱洞/Furnace of Rathをプレイ後に火炎破をピッチコストで2発打つと、大抵は4ターンキルできる単色コンボになる。
- 山を2枚生け贄に捧げる前に、その山2枚をタップして(赤)(赤)マナを出しておき、Forkを唱えてコピーするのも良い。
- 対ステイシスデッキ最終兵器。ばんばん打ち負かすのに使われた。
- 2001年12月のフライデー・ナイト・マジックで、プロモーション・カードになった。
- 本当に稀なことだが、土地が事故って普通に6マナで生撃ちしてしまうことがある。また、カウンターを警戒して手を遅らせる内に6マナに到達することもあったりする。