打破/Confound
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介入/Interveneのキャントリップ版。キャントリップは大抵もとの呪文より2マナ多くなるのだが、これは1マナしか増えていないのでちょっと安め。
エンチャント(クリーチャー)のオーラも打ち消せるため、かなりお得感があり、使い勝手のよい1枚。
- 対象は1体以上なので、悲しみの残りカス/Dregs of Sorrowなどの複数対象に取るカードも打ち消すことができる。
- その呪文の対象がクリーチャーであれば、カードにそう書かれていなくても対象にできる。例えば、アーティファクト・クリーチャーを対象にしている解呪/Disenchantを、この呪文で打ち消すことができる。
ストーリー
「打破」と訳されている「Confound」は「困惑させる、狼狽させる、混同する」という意味の言葉。フレイバー・テキストは、テヴェシュ・ザット/Tevesh Szatの裏切りを予見していただけでなく、それを当てにしていたと面白そうに語るウルザ/Urzaである。
小説Planeshiftによると、テヴェシュ・ザットはナイン・タイタンズ/Nine Titansを裏切りクリスティナ/Kristinaとダリア/Dariaを殺害し、ウルザによって粛清される(イラストはタイタン・エンジン/Titan Engineの処刑装置で粛清されたザット)。そもそも、ファイレクシア/Phyrexiaを次元/Planeごと爆破するウルザの計画では、プレインズウォーカーの生命力を吸い上げSoul Bombs(魂爆弾)に充填する必要があったが、倫理的に無実の者を犠牲にすることはできない。そこでウルザは、不実かつ邪悪なザットが裏切り仲間の誰かを殺すことすら織り込み済みでナイン・タイタンズの仲間に引き入れ、ザットが犯す罪を理由に処刑し、爆弾に利用するすることにした。この企みを、倫理的に問題ない正気の計画だ、と披歴するウルザに対し、仲間のタイタンズは困惑の色を隠せなかった。