Golgothian Sylex
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対エキスパンションカードの1つ。アンティキティーのカードを妨害する。
このカードが妨害するのはパーマネントだけなので、パーマネントにならない呪文は影響を受けない。またあくまで「破壊」なので、再生手段を利用できるものならば、被害は小さい。そういう意味で、対エキスパンションカードの中では弱い方だろう。
ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskを彷彿とさせ、破壊対象を制限した代わりにアンタップ状態で場に出せる。
- これ自体もアンティキティーのカードなので、自身の能力で破壊される点に注意。基本的に使い捨てである。
- "Golgothian"はゴルゴダ(Golgotha)の捩り。
- "Sylex"は古代に使われていた鉢のこと。"Cylix"と同じ意味だが、古い言葉であるためこの他にも様々な綴りがある。開発チームはエキスパンションごとに別の綴りのカードを作成しようと目論んだらしいが、結局"Cylix"に統一されている。
- ウルザトロンのミラーマッチでは一方的に相手の土地だけを破壊できることも。それには「相手だけがアンティキティーのウルザランドを使っている」ことが前提となるが、基本セットにウルザランドが再録されている現状、ちょっと難しいかもしれない。
関連カード
ストーリー
Golgothian Sylex(ゴーゴスの酒杯)は兄弟戦争の最終決戦でウルザ/Urzaがその力を解放したアーティファクト。カードの効果は、島1つを完全に消し去り、大陸を揺るがし、世界を傾けたその威力を表現したもの(参考The Devastation(大荒廃))。
フェルドン/Feldonによると、Golgoth(ゴーゴス)という地名には聞き覚えはないということ。
訳語
「Golgothian Sylex」はカード上で和訳されたことはない。ウルザズ・サーガ公式ハンドブックでは≪サイリクス≫と、マジック:ザ・ギャザリング オンラインプラスでは「ゴーゴスの酒杯」とされている。タカラトミーwebpageの時(のらせん)の過ぎ行くままにでも「ゴーゴスの酒杯」を踏襲。
- 綴りが「Go"r"goth」ではなく「Go"l"goth」であることから「ゴルゴス」とも読むことができ、ゴルゴダ(Golgotha)の捩りであることも考慮すると、「ゴーゴス」と伸ばすよりはそちらが妥当とする意見もある。
- マジック史上、最も有名な歴史あるアイテムの1つであるため「受難の杯」などの同人訳も複数存在している。